アトピーって、体は健康なのに肌がかゆいとか痛いとか、服で隠していたら外からはわからなかったりするので、もう最高に嫌ですよね・・。
私はオーストラリアに来てから大人アトピーになったことがあります。
先日こんなTwitterで、 肌のトラブルに悩んでいる方って本当に多い んだなあと自分の体験談を書くことにしました。
私の肌はもともと日本に居た時から弱く、蚊に刺されると真っ赤になったり、それが治りにくかったり、時には飛び火のようなものが出来たりと『アトピー体質』ではありました。
大学を出て就職後、軽いステロイドを使いながら良くなったり悪くなったりを繰り返していましたが生活には支障がなかったのであまり気にしないようにしていました。
そしてワーホリで渡豪。
ビックリするほど肌の調子が良く、絶好調。これは人によるかもしれませんが、水や気候、またストレスフリーな環境が私には合っていたようです。
そして以前は肌のトラブルがあったなんて事を忘れていた頃、 オーストラリアに来て7年後くらいにアトピーを発症しました。
日本とオーストラリアの皮膚科を受診した体験談でもあるので、参考になれば幸いです!
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こうしてアトピーを発症しました
まず、両足に蚊に数カ所刺されたような湿疹が増えて、足全体が痒くなりました。そんなに蚊なんていない季節なので、不思議でした。
痒みは軽度で、わけの分からない虫刺されのような発疹が広がっていきました。
日中は気にならない程度で、でも夜ふとんに入って眠ろうとすると痒くなります。結果、搔き壊してそれが飛び火のように広がっていきました。
その後腕にも広がっていき、なぜか耳や顔まで痒くなっていきました。
ちょうどその頃、日本に一時帰国する予定があったので、とりあえず日本に戻ったらソッコー皮膚科に行って治そう、とすがる思いで皮膚科へ。
結論としては「皮膚科は治してくれるところではない」ということが良くわかりました。
日本の皮膚科。今思えば薬を出すだけの女医さん
これは私見で他にも色んな皮膚科の先生がいると思いますが、私の受診した皮膚科は、ただお薬を出してくれるお医者さんでした。
「飛び火っぽいよね〜、これなかなか治らないんだよね〜」と言い、これ塗って様子みて、とステロイド軟膏を処方されました。
食べ物や生活環境のアドバイスはかいもくゼロで、薬がきれたり悪化したらまた戻って薬をもらいに行く、という負の連鎖が当たり前のように行われていました。
しかし私もその頃は全くの勉強不足、悪く言うと他人任せで ひたすら処方されたステロイドを塗っては治り、また違う場所に出たら塗っての繰り返し でした。
シート状のステロイド(確かドレニゾンテープという名称)も頂き、小さくシールみたいに切って貼るとすぐにキレイになるのですが、また違うところに出てきます。それはすでにモグラたたき状態、、。
なかなか状態は良くならずそして、
その後今でも忘れられないことに、飲み薬を処方されたのです。
これは本当に一気にぱーん!と劇的に肌がキレイになるのですが、その後のリバウンドが半端ないものでした。
あとで調べると、重症患者には内服薬を出すこともある、とネットでみました。
結果、悪化し私はこの肌と一生つきあっていかないといけないのか、とブルーな気持ちでオーストラリアに戻りました。
数週間ぶりに会った夫に「こんな肌でゴメンよ。。」と泣きながら訴えましたが、 “You are beautiful. Don’t worry” と慰めてくれたことが今でも忘れられません。
アトピーは精神的にかなり参ってしまうので、サポートしてくれるパートナーや辛さを理解してくれる経験者は身近に必要だな、と思います。
オーストラリアの皮膚科を受診する
その後順調に悪化し、私の肌は人生の中で最悪の状態に。
さすがに 顔に出ると精神的に相当凹みます。ニキビみたいな感じなのですが、やはり痒くて掻き壊すので肌はボロボロなっていました。
GPを受診し、皮膚科に紹介状を書いてもらうことにしました。
パースでは有名な皮膚科だよ、と紹介され、ドクターは私を見た途端、『これはXxxx(名前はすっかり忘れた)って名前の皮膚炎。これとこれを毎日2週間塗ること』
と、亜鉛&硫黄クリーム(亜鉛華軟膏)とステロイドの処方箋をもらい、「石鹸を使うな、これを使え」と言われました。
洗い上がりの乾燥を抑えてくれるボディウォッシュ。顔にも使えます。
洗浄力は弱めで優しい洗い上がりです。
今もたまに濃いめの化粧をした時はこれを使っています。顔がツッパリません。
またシャワーは短く、上がったらすぐに保湿をすること。と肌のバリア機能や保湿の大切さについて色々と教えてくれました。
オーストラリアの皮膚科はすごかった
その時に知ったのですが、オーストラリアは紫外線が強く、皮膚ガンにかかる人が多いので皮膚科やクリーム類、お風呂の石鹸や洗剤の類が非常に発展しているようです。
当時私の知り合いの子供はUV(紫外線)治療をしていました。かなり良くなってきたとは言っていました。
今回私を診てくれたドクターもすぐに皮膚炎の名前を言い当てて、的確な薬を出してくれました。
ここまで来るのに長かった・・。
亜鉛&硫黄クリームは非ステロイドで、浸出液を吸収し乾燥させる働きがあるということで結構お気に入りでした。
そして処方されたそこまで強くはないステロイドで、時間はかかりましたが少しづつ綺麗になりました。
その頃から少しづつ、マクロビやローフードなど、食事改善をしていくようになりました。
日光の強いオーストラリアで紫外線アレルギーにかかる
しかしまた新たな問題が浮上。
なんと、 紫外線(日光)アレルギーを発症してしまいました。
ステロイドを塗り続けたおかげで、身体の副腎皮質機能が衰え、紫外線が当たったところは肌が赤く、痒くなってしまうのでした。
とりあえずそれは薬局に行って、紫外線アレルギーっぽいと伝えると軽いステロイドクリームを勧められました。
DermAidという商品は濃度が低いものから数種類あり、紫外線に当たったら赤くなって痒くなると伝えたら一番濃度の低いものを勧められました。
そして長期間にわたって使用してはいけないので、1〜2週間をめどに使用をやめる、治らなかったら相談しにまた来てね、とアドバイスされました。
結局紫外線に当たらない限り痒くならないのでその後つば広の帽子をかぶり、真夏でも肌を隠すようなインド綿のシャツやパンツが私のブームとなりました。
楽天でかなり買い込み、実家から送ってもらいました。結果、完治した後でも紫外線を防いでくれるので便利でよく着ることになりました。
↑こういったものを何種類も色違いでヘビロテしていました。便利!
でもまた以前のように薬を塗らなくてもよい生活したい!
この、日差しの強いオーストラリアで紫外線アレルギーを患って生きていくのは辛すぎます。
特にビーチに行くのに、海用レギンスと長袖ラッシュ。そしてつば広帽子。イスラム圏の移民も多いので全く浮きはしませんでしたが「せっかくオーストラリアに住んでんだから、やっぱビキニ着てバシャーンってしたい」
という精神的な憧れと
掻いたり、凹んだり、薬を塗ったり、もう私のアトピー生活の我慢はリミットを超えていました。
そして長く辛い時代を経て、私はやっと目覚めました。
色んな健康本や断食本を読みあさり、マクロビやローフードについて研究し、ネットでも調べまくり、
アトピーというのは食べたものがあなたに合っていませんよ、というサイン。腸の汚れが肌に湿疹という形で出てきているのだ。という結論に達しました。
それからは必ず完治するという目標を揚げ、かなりストイックに食事改善や断食を何度も行い、呼吸法そしてヨガや気功まで始めるようになりました。
私は何でもこれと決めたらストイックにやってしまうタイプで、その性格が功を奏したのか、やり過ぎた面も多々ありましたが結果完治することになりました。
具体的に何を食べたのか、どんなデトックス方法を試したのか次の記事で書きたいと思います。