
2020年11月にオープンしたパースの新しい博物館。ブーラ・バルディップに行ってきたのでレポします。
結論から言うと、パースに来たらこの博物館は見逃せない!
というほどよかったです。
ブーラ・バルディップ(Boola Bardip)はワジュクヌーンガー (Nyoongar=西オーストラリア・パース)の多くの物語を意味します。
アボリジニの文化を尊び、この名がつけられました。
コンテンツ
ミュージアムへの行き方

博物館はパース文化センター (Perth Cultural Centre)の中心にあります。
アートギャラリー、ライブラリーや公園などが併設している、パースシティ観光に是非とも訪れたい場所です。

パース駅からですと、ヤーガンスクエア(Yagan Square)を通り越し、ノースブリッジ方角に歩いて行きます。
この看板が見えるので、そこがミュージアム。

入館すると館内マップがもらえるので、是非もらってくださいね。
理由は広すぎて迷子になるからです。
スタッフに『どうやってグランドフロア(一階)に戻ったらいいですか』と聞いている方も見かけました。
アボリジニの歴史やアートが学べる場所

ここでは特に、アボリジニについての歴史や文化、アートに触れる事ができます。
今回は特別展示で『Songlines: Tracking the Seven Sisters』というアボリジニのセブンシスターズの物語を通して、アボリジニの創設の物語が展示されています。
ソングラインはセブンシスターズの物語を保存したいと考えていたアボリジニの長老たちによって開始されました。
こうしてアボリジニ文化を将来の世代に伝えていけるのは素晴らしい事だと思います。

ここではたくさんのアボリジニアートや展示品を見ながら、砂漠を越えて逃げるセブンシスターズの祖先のルートに沿って旅するという経験が出来ます。
セブンシスターズはニルまたはユルラとして知られる好色な魔術師によって執拗に追跡されます。これは、悲劇とコメディ、執着と策略、欲望と喪失、連帯と悲しみの壮大な物語です。
National Museum of Australia公式サイトより
オリオン座とプレアデス星団が夜空で演じる普遍的なドラマで、地上の創造物語があります。

数多くのアボリジニアートを作成している動画や、メッセージに触れる事ができる貴重な体験。


アボリジニアートは砂漠に不可欠な滝壺や食料源に名前を付けて見つけるための手段でもあります。
という事を実際の作品と動画と共に解説しています。
こちらは世界最高解像度の6メートル幅の移動ドーム。

何と南オーストラリアの遠隔のケーブヒルサイトからのセブンシスターズロックアートの画像に浸ることができます。
オリオン星団とプレアデス星団も楽しめるので綺麗な夜空を眺めてくださいね。
西オーストラリアの文化、歴史や大自然に触れる事ができる場所

その他8つの恒久的なエキシビジョンがあります。
地球の歴史や海、陸のワイルドライフ、動物や西オーストラリアの歴史や文化まで学べる事がたくさんあります。

このトンネルは素敵なので是非写真を撮ってくださいね。

体で感じて、小さな子供向けのアクティビティもたくさんあるので家族連れにもぴったりですよ。(^^) 1日飽きないと思います。

ブーラ・バルディップの名前の通り、ここは西オーストラリア州の多くの物語を共有する場所です。
早く国境が開いて、たくさんの日本人にも知ってもらいたいなと願います!

とにかく広大な博物館。注意点と問い合わせ先

このように5つのレベルにわたって、独自のテーマとコンテンツを持つ8つのギャラリーが楽しめるのですが、その一つ一つの内容と知識が非常に豊富です。
とても広く、迷子になるので地図を見てどこをメインに見て周りたいか、プランを立てることもオススメします。
館内マップ
>>WA Museum Boola Bardip Site Map – PDF [969.23 KB]
私たちは歩くのに疲れて、全てのエキシビジョンを見る事が出来ませんでした。
カフェやミュージアムショップもあるので、半日のんびりと遊べますよ!

無料のWifiもあります。
入館料:無料
入館時間: 9.30am – 5pm
クリスマスとグッドフライデーはお休みです。
※スクールホリデー、連休などと重なり混雑する予想がされる場合はこちらから予約もできます。
問い合わせ連絡先:1300 134 081 reception@museum.wa.gov.au

