西オーストラリアの観光地・カルバリ国立公園の見どころと行き方

カルバリとはマーチソン川の河口にある、西オーストラリアのパースから車で6時間半の有名なリゾート地。

パース市民も連休や学校休みを利用してキャンプやコンドミニアムに泊まったり、海外からもたくさんの観光客が訪れます。

カルバリのタウンには穏やかなビーチ、野生のペリカンが有名です。
そして車で15分ほどで素晴らしい絶景の渓谷があり、パースにのんびり滞在される方にはオススメの観光地。

秘境やパワースポットなどとも言われています。

カルバリ国立公園とは(Kalbarri National Park)

カルバリ国立公園(Kalbarri National Park)は太古の地球を感じることが出来る渓谷です。1963年に創設されました。

国立公園全体の面積は広大で、2,000平方kmという東京都と同じほどの面積があるそうです。

また春(8〜9月)には、800種ものワイルドフラワーが咲き乱れます。

カルバリとは南には見晴らしの素晴らしいビーチが広がり、北側には雄大な渓谷が広がるというホリデーには最適の場所。

カルバリのタウンビーチ

2021年のトップツーリズムアワードのファイナリストに選ばれた、という人気の観光地。毎年20万人の観光客が訪れるそうです。

ちなみにカルバリとはアボリジニの男性の名前からつけられました。

ノリコ
ノリコ

写真を載せておきますが、カルバリ国立公園の魅力は広大で荘厳すぎるので一ミリも伝わりません!
実際見て肌で感じて頂きたい特別な地ですね。

 西オーストラリアのスクールホリデーや、クリスマス休暇などは前もって宿を予約しておかないとすぐにいっぱいになります。 

以下でチェックして、前もってよく計画しておいてくださいね。

>>SCHOOL HOLIDAYS IN WESTERN AUSTRALIA

カルバリの場所とお天気・パースからの行き方

行き方はレンタカーを借りるか、日本人にはワイルドフラワーシーズンのツアーが人気だそうです。またバス(Transwa)でも行けます。

こちらで予約が出来ます。

カルバリのお天気ですが、夏場は日によっては40度を超えるというほど非常に気温が高くなるので、秋または春がベストシーズン。

9〜11月はワイルドフラワーが楽しめ、キャンプをするなら4月〜5月が最も気持ちのよい気候です。

私も何度か行きましたが、いつも4月のイースターホリデーに予約をします。
暑すぎず、全く寒くもなくちょうどよい気温ですよ。

12〜2月18°C – 34°C
3〜5月13°C – 33°C
6〜8月10°C – 23°C
9〜11月11°C – 28°C
カルバリの気温

地図で見るとそんなに遠いと感じないかもしれませんが、パースからカルバリは約570km。

休憩も入れれば7時間程度かかります。時間があれば経由のジェラルトンなどで一泊し、のんびり進む事をオススメします。

新しい観光地!カルバリのスカイウォーク

西オーストラリア政府が20億円をかけて去年やっと完成させたカルバリスカイウォーク。

スカイウォークは高さ100mの絶壁に動物の耳のような形で突き出ています。

カルバリ国立公園内にあるのでタウンから15〜20分のドライブです。

この道も以前は舗装されていない砂利道で、非常に走行しにくくかったのですが今は舗装されてアクセスがとても良くなっています。

無人の料金所で国立公園入園料を支払います。料金は車1台$15でした。(年々値上がりしているような・・)

クレジットカード払いが可能です。

そこから数分のドライブでスカイウォークの看板があるので、それに沿って走れば到着します。

2021年の6月12日にオープンしたという出来立てホヤホヤ。

このスカイウォークは2つのプラットフォームから成り立ち、崖っぷちから17mと25m突き出した形になっています。

スカイウォークからの眺め。

環境に配慮しているスカイウォークカフェも併設されています。

カフェの前にベンチなどもあり、休憩できるのでのんびり壮大な景色を眺めてくださいね。

写真撮影マストのネイチャーズ・ウィンドウ(Nature’s Window)

駐車場から歩いてすぐ。アクセスもマル。

その次はネイチャーズ・ウィンドウ(Nature’s Window)を目指します。

スカイウォークから車を走らせてすぐ。こちらは駐車場に車を停めて軽いトレッキングをします。

トレッキングといえども、アクセスも悪くはないのでベビーカーで赤ちゃんを連れて行っている方も見かけられました。

こんな感じで岩の上を歩いていきます

4〜5億年前から少しづつ砂岩が堆積して出来上がった、渓谷がパノラマに広がります。

マーチソンリバーを背景に、偉大な空気を感じる事ができる空間。本当に『すごい!』としか言えない雰囲気です。

壮大な年月をかけて形成された、ネイチャーズ・ウィンドウ。ここで写真を撮影するのが人気です。

この岩の特徴は何といってもシマシマ柄の、いかにも『長い年月をかけて堆積した』と見られる砂岩。ミルフィーユを思い出させてくれますね。

Tumblagooda sandstoneという砂岩からできているそうで、世界でもとても珍しい場所だそうです。

太古の地球そのまんまを感じる事ができる、本当に素晴らしい場所です。言葉では説明できないので、是非行って体感してみてくださいね。

インスタのリールにも動画を投稿してみました↓↓

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ループ(the loop trail)は8キロに渡り渓谷を一周できるトレッキングルートもあり、所要時間は3~4時間。

このループトレイルですが、夏場は非常に暑くなり危険なので11月〜3月の午前7時からは閉まっています。

チャレンジしたい方は水を大量にもっていって足場に気をつけてトレッキングしてください。

カルバリータウンでリゾート気分を

カルバリの街は小さいですが、おしゃれな雑貨やさんやサーフショップでお買い物をしたり、レストランやカフェでのんびり出来る施設が揃っています。

海沿いならでは、ということでシーフードレストランが人気ですが、小さなカフェでもカラマリ(イカのフライ)のサラダなどとても美味しく頂けます。

ホテルはスクールホリデー中はピークシーズンとなり高めになるので、やはり平日を狙う方がオススメですね。

タウンの通り沿いにはビーチが広がり、波も穏やかで昼間はたくさん遊べます。

Chinaman beach。波も穏やかでのんびり出来ますよ。

夕方はインド洋に沈む夕日を見ながらまったりとご飯を食べてください。
海沿いには素敵なレストランが数件あります。

翌朝はペリカンの餌付けもしているので早起きして見に行ってみてくださいね。

鳥が好きな方はレインボージャングルという、様々な種類の鳥類と出会える鳥動物園に行ってみるのもいいですね。

(私は一度行きましたが、鳥が大好き、という訳ではないのでリピートはないという個人的な感想・笑)

ナチュラル・ブリッジNatural Bridge

パースからカルバリへの道中、たくさんのルックアウト(展望台)があり、立ち寄って自然の偉大さを見ることが出来ます。

ここでしか見れない、素晴らしい景色を堪能してください。

ガイドブックで見たのですが6月〜11月、運がよければクジラやイルカを見つける事ができるそうですよ。

ピンクレイク:ハット・ラグーン(Hutt Lagoon

ルックアウトへ行く前に、是非立ち寄ってみたいのがこちらの通称ピンクレイク。Port Gregoryにあります。

ハット・ラグーン(Hutt Lagoon)というのが正式名称なので、地図で調べるときはこちらの名前を検索してくださいね。

時間によって見え方が違うのですが、早朝もしくは午後の少し遅い時間がベストだそうです。

さてここで質問!ピンクレイクで泳げるの?

この湖がピンク色なのは食品着色料や化粧品によく使われる藻類が含まれているためです。

ラグーンは実際にはこの藻の巨大な生産工場であるため、これらの藻が特に危険であるという事ではありませんが、泳ぐことはお勧めしません。

歩くときは周りに塩の結晶もあり少しグシャグシャしているので注意くださいませ。

カルバリ観光に注意する点

パースから北に車を走らせると、気候や気温がどんどんと変化するのがわかると思います。
パースからカルバリ間は、日本でいうところの東京から青森ほどの距離があるので、暑さ、寒さの変化に気をつけてください。

特に日差しには十分注意して、いつ行くのが最適か検討してみましょう。

  • 秋、冬から春にかけてが一番ベストな季節です。
  • 西オーストラリアのスクールホリデー(夏休みなど)は宿が予約で埋まっている事もしばしば。計画は前もってたてましょう。
  • 特に長いクリスマス休暇はどこも混んでいるので注意。
  • 日差しがとても強いので日焼け止め、つば広の防止、日よけ用のシャツ、またトレッキング用に靴を忘れずに
  • 水は必須です。一人3〜4リットルの水をもっていきましょう。
  • ハエよけネットがあると便利。

レンタカーを借りて自分で運転する場合は、何もない田舎道をひたすら走るので十分に気をつけてくださいね。