オーストラリア・2022年国際線復活までのロードマップを作成中

ノリコ
ノリコ

なかなか国境が開きませんが、政府は開国に向けたロードマップを作成中とのこと。
今後の予想として参考になるかもしれませんので国内では現在どう進んでいるのか紹介しておきますね。

この記事は7Newsの‘Roadmap’ to reopening international travel hinges on three ‘principles’, health minister saysを参考にしました。

現在のところ、オーストラリアは非常に平和。陽性者が一人出ただけでロックダウンをするほどなので、市中感染者は常にほぼ『0』な日常です。

ワクチンが開始され、現在は50歳以上の方なら摂取できるようになっています。

ここ1週間では40万以上のワクチンが投与されました。

ワクチンが展開するにつれ、国境が再開されることを期待しているオーストラリア人も多い印象ですね。

グレッグ・ハント保健相は国境再開においてのロードマップの「3つの原則」を提示しました。

豪州の保健大臣グレッグ・ハント保健相(コロナ対策を総指揮官)

第一:ニュージーランドとのトラブルバブル

まず、グリーンレーン(安全圏)の概念を設定すること。現在はニュージーランドとのトラブルバブルがうまく機能しています。

ニュージーランドとは自由に往来可能で、オーストラリアに帰国後に隔離免除になっています。

今後は太平洋、おそらくシンガポール、あるいは他の国に拡大するのが第一。

以前はトラベルバブルに韓国や日本の名前も入っていました。

が、いま日本は緊急事態宣言が出ているという事なので、どうなるかはまだまだわかりません。

第二:ワクチンの普及率

第二にはワクチンの予防接種プログラム自体とワクチンの普及があること。

目に見える分では普及しているようだと言うことです。

こちらで摂取状況のアップデートが確認できます。

ただ、ワクチンに対してオーストラリアもまだまだ賛否両論があるので、様子見をする人も私の周囲には多いです。

ちなみに80歳すぎの義母が先日ワクチンを摂取しましたが一回目は何の副作用もなかったようで安心しました。

第三:ワクチンは本当に効くのか?

第三に、国境の再開に大切なのはワクチン接種を受けた人々の確実性。

医学的アドバイスに基づき、接種済みの人が感染力を持つかどうか。

これはグローバルなレベルで医療アドバイスに依存すると言うことです。

ワクチン摂取済みでもコロナを運ぶ可能性

現在、ワクチン接種を受けた人はまだコロナウィルスを運ぶことができるかもしれないという問題点があります。

先週の金曜日、(2021年5月)ニューサウスウェールズ州でウイルスに感染した6人の帰国旅行者が、予防接種を受けていたことがわかりました。

でも彼らがウイルスを感染させることができるかどうかは、世界の医療当局によって調査されています。

ハント氏によると、やはり海外旅行を緩和するにはワクチン接種は絶対に奨励するべきあるということ。

ワクチンパスポートのアプリも開発中ということで、今後海外旅行をするには必須となるだろうという予想です。

参照:Coronavirus vaccine passports under consideration in Australia amid international travel hopes

オーストラリアの観光業界の反応

オーストラリアの観光部門は、国境再開についてあまりにも多くの不確実性があるため、もっとよりしっかりしたタイムフレーム、計画が必要であると強く要求しています。

海外旅行がいつ再開されるかについて明確な日付を求め、以下のようにメディアに触れました。

  • 「国境再開の日付について確信が持てない現時点では、観光業界にとっては非常に困難」
  • 「ようやく海外からの観光客に再び国境を開いたとき、彼らは一体何を見て何をするのか?観光の準備は出来ているのか」
  • 「世界中のその他の国々が開国の目標を設定している。私たちが求めているのはそれだけ。」

やっぱりどこもそうだけど、観光業界、学校関係はかなり厳しい状況。だんだんと痺れを切らしてきますよね。。

ノリコ
ノリコ

2021年の連邦予算の初期の調査によると、2022年に国境が開くと想定されていました。

しかし、それについてスコット・モリソン首相は、

“We still have a long way to go and there are still many uncertainties ahead,”

(まだまだ長い道のりであり、先にはまだ多くの不確実性がある)

他の記事にも、オーストラリア国境再開について色々と議論されていますが、

いずれにおいても全てが不確実という点。

オーストラリアの国境の再開を遅らているのは全てがその不確実性であり、『ワクチン摂取が効果がある』という安全性を確立させるのが第一。

参照:Wildcard that may threaten Australia’s border reopening past 2022

感染者が出たらミニロックダウンを繰り返す日常

国境閉鎖と厳しい水際対策は、間違いなくコロナウィルスをオーストラリアから遠ざけ、オーストラリアの命を救うだけでなく、オーストラリアの雇用を救う最大の要因だと指示もされています。

私の住む街、パースも通常の日常は平和ですが、海外からの自粛ホテルの警備員から陽性感染者が一人出る度に3日などのミニロックダウが発表されるなど、今後も準備をする必要がありそうです。

感覚的に麻痺してきたのか、慣れてきたのか、新規感染者が出たニュースが出るとミニロックダウンの心構えが出来るようになってきました。

スコットモリソン首相は、Facebookにて
『オーストラリアのCOVID抑制戦略は、「排除」戦略でも「ゼロケース」も私たちの目標ではない』と述べています。

カンタス航空が今年後半に国際線を再開する計画もありますが、オーストラリア人・オーストラリア永住者を海外から帰国させるのが第一の目標。

“The borders will reopen when it’s safe to do so”の言葉にもあるように、

結局のところ『国境は安全な場合にのみ開かれる』ということのようですね。

色々なメディアから国境再開に対する様々な憶測の記事が出ていますが何もまだ確定されてはいません。

ノリコ
ノリコ

オーストラリア政府は国民を安全に、国内を安心・安全に暮らせることを第一に頑張っていると思います。
いつかは国境は開くので、色々な噂に惑わされず、現実を受け止めてのんびりと待ちましょう!

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