現在オーストラリアは国境が封鎖されており、オーストラリア国籍保持者か永住者しか入国する事ができません。
Long Distance Relationship(遠距離恋愛)をされているカップルには切実な問題。
私はTwitterで国際遠距離恋愛をしている方数名と繋がっていたりするのですが、本当に辛い思いをしているカップル達はいつ会えるのかとかわいそうになります。。
なのでこれは応援を込めた記事です!
コンテンツ
コロナ禍で引き裂かれるカップル
もうそろそろ1年も会えていない、、というつぶやきや、残念ながらコロナに勝てず別れてしまったという投稿も目立つようになってきました。政府に署名を集めたり、婚姻状況にあってもビザがないので会えない、という悲しいニュースを目にします。
『私達は観光に行くわけではない』や、『どんな検査でも隔離でもするから入国させて欲しい』という切実なコメントが見受けられます。
たくさんの署名が集まった結果、ヨーロッパではsweetheart visasというものができたり、例えばドイツではお互いの招待状や実際に付き合っていたという証明をする事で入国出来るようになったようです。
『スイートハートビザ』という名前が何ともかわいいですよね!
しかし、オーストラリアは世界でもかなり厳しい国境規制を敷いているので、どれだけ申請してもなかなか許可が下りず、難しいよう。待つ事からのイライラやストレス
国境はいつ開くのか、不安で悩みながらただじっと待つ、というのは精神的にもとても疲れますよね。。
人って、これから起こる事の期待が大きく待ち通しいほど、イライラしたり、悲しくなったり、落ち込んだりがとても大きくなります。
ツイッターなどのつぶやきを見ていると、なるべくポジティブに生活しようと努力しながら、
もういつまで待てばいいの!と逆切れしたり、オーストラリアにいる彼氏に不審感を抱いてみたり、
待つ時間の期限がわからない境遇であれば尚更ストレスになりますし、周りから心配されることも度々ですよね。
彼氏の浮気が心配じゃない?とか他の人が気にならないの?とかって日本でも言われます(T . T)
でも待ちわびること、から一旦心を切り離して、遠距離恋愛を続けるにはどうしたらよいか、楽むコツなどを一度考えてみましょう。
以下では、コロナ禍で離れ離れになったカップルによく読まれている英語の『21 Best Tips On Making A Long Distance Relationship Work』(遠距離恋愛を長続きする21のコツ)というサイトを元に抜粋していきます。
『たくさん話さなきゃ』というプレッシャーを作らない
離れていると特に、『今日は電話がなかった・・』とか『何時に電話するって約束したのに』とイライラしてしまいますよね。
仕事で忙しいんだ、とわかっていても辛くなるもの。
でもその心配や悩みが負の連鎖を起こしてしまいがちです。
『離れているから毎日何時間は絶対話さないと!』という思い込みにとらわれない方がよいです。
そのかわり、お互いの時間が合う時に、FaceTimeで質のよいデートが出来ればいいなという感覚でいましょう。
Remember: Less is more. It is not about spamming — you are only going to exhaust yourselves. It’s really about teasing at the right moments and tugging at the right spots.
21 Best Tips On Making A Long Distance Relationship Work
※スパミング(多数のメッセージを送りつける)のがよいことではない。自分を疲れさすだけ。この時間の試練であって、努力の時間だとわかって。
挨拶はマスト
とはいえ、“good morning” や、“good night” などの簡単な挨拶は必ず行うようにしましょう。
メッセージだとものの2秒で終わることですし、連絡が来なくても自分から挨拶したり、”I love you”と言う事が大切です。
時間があれば写真やビデオを送り、『あなたは私に愛されている』と、常に理解してもらう事で相手も安心しますよね。
自分達の修行だと思い乗り越える
この困難を乗り越えるのは自分達カップルにとっての試練だと思うこと。
修行や険しい道のりは、これを乗り越える事によって素晴らしい未来が待っています。
海外生活でも新しい仕事でも何でもそうですが、失敗したり悩んだりして成長するもの。
何があろうと、今の環境は『自分には意味のあること』と考えてみてください。
この経験は必ず後になって生かされてくる、と信じることが大切です。
この試練を乗り越える事によってカップルとして成長するんだ、という気持ちが大切だと思うよ!
夜出かけたり、彼氏・彼女以外の異性と会うチャンスを作るような時
1年も離れていたら、交友関係も変わって色んなパーティに誘われたり、友達と出かけたくなるもの。
相手がどんな人と会っているのか、新しい異性と会って何か進展があったらどうしよう、、と
それが嫉妬につながるのはよくわかります。
ですが、後になってパートナーにバレてしまう前に、正直に話しましょう。もちろんその日の様子の報告も忘れずに。
相手は心配するかもしれませんが、内緒にする事ではありません。
この機会に自分がのめり込める趣味などを作る
何事も自分に起きる事柄には理由があります。
それはおそらく今、自分にとって日本でしか出来ない事があったり、今スキルを伸ばす事に集中する時期だという事。
それはもちろん英語学習だったり、ジムに行って身体を鍛えたり。何でも自分がのめり込める趣味と将来に役立つような事を続けてみましょう。
また日本の友達や家族と一緒に過ごせるのも永遠ではありません。思いっきり現状を楽しんでみてください。
手紙やプレゼントを送り合う
思い出になるものや、記念になるものはパワーが宿っています。小さなもの、とてもシンプルなものでいいので、出かけた際に相手の事を思って買ってあげましょう。
それをメッセージと一緒に送ってあげる事で相手も愛を感じます。
手紙やハガキなども今なら日本〜オーストラリア間は2週間程度で着くので、ぜひ手作りのものなど送ってあげてくださいね。
サプライズなら尚良いですね。(^^)
ゴールをセッティングする
どんなリレーションシップでもそうですが、お互いのゴールをセッティングするの事は重要です!
- “What do we want to achieve at the end of the day?”
- “How long are we going to be apart?”
- “What about the future?”
と、将来の事を意識的に話し合いましょう。
モチベーションにもつながるし、お互い同じ意識の中にいるんだと確認するのは非常に大切です。
Stay positive;常にポジティブに!
果物も熟れるのを待てば、美味しくなります。今はこの関係を熟すのを待っているだけ。
ポジティブにいるコツは何かご存知ですか?
それは常に今の環境に感謝すること。
今日本で住まわせてもらっている事に感謝。海を越えた遠くに愛する人がいる事に感謝。その彼・彼氏が自分も愛している事に感謝。
お互いに安全で健康ならそれも全てひっくるめて感謝する事です。
でもやっぱり不安!な時は必ず話し合い
お互い連絡のしかたやルーティン、家族とのつきあいかた、仕事への姿勢や価値観など
文化や国籍が違えばなおさら理解できない事や、わからなくて衝突したり不安になるでしょう。
そんな時は『とても不安でどうしたらよいのかわからない』という事を正直に話します。
その時は生活習慣が違う、と考え相手の意見を尊重しながら話し合いましょう。コツは感情的にならない。という事。
国際恋愛において友達づきあい、結婚についてなど意見が合わない事は普通です。
そのたびに話し合い、大事なのはお互いの意見を尊重すること。
意見が一致しない事はよくあるかもしれません。
でも、相手がが何を考えて言葉を発しているか、理解しようとしてみること、それと同時に、自分の意見を押し付けないようにする事が大事だと思います。
オーストラリアへの渡航許可証、exemption申請
オーストラリア国籍や永住者以外、パートナーやファミリーなどが申請できる渡航許可(exemption)があります。
exemptionを申請して許可が降りれば入国許可がもらえるというものです。(今現在申請料金は無料)
>>Travel restrictions and exemptions
ビザを持っている人が申請対象なので、ビジネス以外ではワーホリかvisitor visa、ETA(subclass600)でパートナーとして認めてもらうのが一般的なようです。
ETAならビザはすぐに降りると思うので、後はexemption申請のための資料や証拠をたくさん集める事が必要になってきます。
でも実際はなかなかビザが降りる事は困難なよう。。こちらのEmilyさんは、30回もの申請をして、ことごとく断られているようです。
やはり『恋人』という事実だけでは難しいのかもしれません。
ツイッターを眺めていたら、オフショア(日本)からパートナービザ309 を申請しつつ、exemption も申請するとビザが降りやすいという話もありました。(309を申請できる条件を満たす場合)
もし日本に帰国する前に1年以上は一緒に住んでいた証拠があれば、パートナービザを申請するのも手ではないでしょうか。
You are eligible to apply even if you have long distance relationship and are living outside Australia before applying for visa
(遠距離中でオーストラリア国外に住んでいる場合でも申請可能)
FacebookのPartners Apartというグループでビザ情報などが得られるようです。
こちらで調べてみるか、実際にパートナービザを取得された方の日本語のブログでも詳しく説明されているので紹介します。
日本からパートナービザの申請をする方法
今現在日本とオーストラリアで離れ離れになっている方も、条件を満たせばビザが通ります。
パートナービザがあれば、基本exemption不要で渡豪できます。
ただ隔離費用や飛行機代が高額すぎて実際に渡豪できなかったり、飛行機がキャンセルになるという事もしばしばだそう。
それでも条件が満たすようなら、お互い遠距離をしながら、日本で入籍だけ済ませてビザを取得することも可能ですね。
オフショア(日本)からパートナービザを検討されている方は是非読んでみてくださいね。
実際に国境は閉まっているのか
こちらはとある批判記事ですが、『オーストラリアの国境は実際には閉まってなどいない』という内容です。
Australia border closures: The international border isn’t really closed and we’re all paying a price
映画俳優、テニスやバスケットボール選手、政治家などは問題なくオーストラリアに入国できている事実があります。
その中で今だにオーストラリア人、永住者が海外に足止めになっていたり、家族や恋人に会えない人が世界中にたくさんいるのは本当に問題だなと感じます。
もちろんホテル隔離のキャパやコロナのロックダウンは全て海外到着からの感染だという問題点はありますが、もう少し規制を緩和する事も検討が必要だと感じます。
これに関しても疑問を感じたので、この記事を書くきっかけとなりました。
さいごに
あなたは一人だけど、一人ではありません。
オーストラリア連邦政府、スコットモリソン首相に宛てる署名が広がっています。
>>Safely Reunite Committed Binational Couples & Families
世界中で恋人、家族に会えない方の輪が広がっています。
海外では#LoveIsEssential and #LoveIsNotTourismハッシュタグ、
またFacebookにはLove Is Not Tourismというグループもあります。
孤独感を感じたり、一人でしんどいよ、、という方はぜひ覗いてみてくださいね。
また気分転換に本を読むのもオススメ!
このブログに書いてあることと似ていますが、実際に体験した筆者が問題と解決策を具体的に書いています。
実際に遠距離国際恋愛をしている方にとって、あまり役に立つ情報ではなかったかも知れませんが(汗)心から応援しています!
実は私もコロナの国境閉鎖で父の最期を看取れず、お葬式にも行けず辛い思いをしました。国境を本当に早く開いて欲しいと願う一人です。