驚くべきジャラハニーの効能とマヌカハニーとの違い

はちみつの抗菌効果と治癒効果は何千年も前から知られ、薬代わりに使用されていました。

日本でもいちやく有名となったのはマヌカハニー。名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか？

でも何とそれ以上に抗菌効果があるといわれるジャラハニーというものが、ここ西オーストラリアで生産されています。

その薬効、低血糖値、高い抗菌活性でますます人気が高まっています。

今回は一体ジャラハニーとは何なのか？マヌカハニーとどう違うのか？を検証してみます！

ジャラハニーとは？

抗酸化物質が豊富な高級ダークハニーで、味も美味しくその独特の健康上の利点で人気が高まっています。

ジャラハニーとは、ミツバチがジャラの木の花から集めた蜜で構成される単花蜂蜜です。

ジャラの木は通常、降雨量が600 mmを超える西オーストラリア州の南西隅で栽培されています。

ジャラの木は成長が遅いですが、40メートルから最大50メートルの高さに達します。

春の終わりから初夏まで2年ごとに開花し、香りのよい白いクリーム色の花が豊富に見られます。

ミツバチは蜜と花粉を集めて、濃厚で美味しいキャラメル色のジャラハニーを作ります。

ジャラハニーには自然のアクティブな抗菌特性を含む様々な効果・効能があり、西オーストラリアでは『ヒーリングハニー』とも呼ばれています。

いっぽう、マヌカハニーとは主にニュージーランドのマヌカの花から採蜜された蜂蜜です。

一時かなりもてはやされ、偽物が多く流通しました。

世界中で売られているマヌカハニーの8割近くが偽物だったり、抗菌活性(UMF値やMGO値)の数値を偽って販売されているというケースもあり、大きな社会問題となりました。

どちらも、強力な生物活性治癒植物化合物と酵素が高濃度で含まれているはちみつですが

購入時に気をつける点はいくつかありそうです。

それについても後ほど説明します。

なぜジャラハニーは高いの？

ジャラハニーは、他の種類の生蜂蜜と比較すると非常に高価です。

オーストラリアでは、１００gあたり＄１０前後が相場です。

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なのでこれより安い値段で国外（日本など）で売られている場合は純粋でないハチミツではない（偽物）かもしれません。お気をつけください！

高価な理由として

このように産地が狭く、ジャラの木は2年に1回しか開花しないという希少性があり、また抗菌特性の高さより当然、普通のハチミツよりも値段が高くなります。

TAって何？

ジャラハニーのパッケージにはTA10 +、20 +、30 +などと数字が書かれています。

このTAとはTotal Activityの略で、健康活性力、バクテリアを殺すスケールのようなものです。

マヌカハニーにも同じようなものがあり、『UMF』として表されています。

基本的にTA値と同じですが、抗菌活性はさまざまな化学プロセスによって生成されることに注意してください。

TA値が高いほど、抗菌力は大きくなる＝蜂蜜の治癒力は強くなります。

採取されたはちみつは、西オーストラリアの検査機関において、厳格な成分分析、TA値の測定を受けています。

TAが10以上の蜂蜜は、有益な抗菌特性を持っている可能性があり、これらの特性はTAレベルが上がるにつれてより効果的になります。

よって、TAのマークがあれば、オーストラリアならびに国際法の基準を満たしていることの証明できる、最高品質のはちみつということです。

当然TAのマークがない『ジャラハニー』は安価で購入可能です。

ジャラハニーはどんなものに効果があるの？

西オーストラリア州農業食品局による研究により、ジャラハニーの抗菌特性が決定されました。

高い抗菌性については何十年にもわたって知られていましたが

2011年に科学研究により薬効成分が確認されました。

多くの有益な用途があり、傷、潰瘍、火傷に適用でき、

健康上の利点の中でも特に風邪などの感染症の予防、胃の健康と喉の痛みを改善するために使用可能だということです。

ジャラハニーの過酸化水素レベルが高いと、バクテリアの繁殖を抑制し、火傷や傷の治療に役立ちます。

ジャラハニーとマヌカハニー

農業食品省による西オーストラリアの蜂蜜に関する2011年の研究（リンク）では

ジャラハニーの抗菌活性は平均的なニュージーランドのマヌカハニーよりも90％高いことが示唆されました。

ジャラは天然の「過酸化物」蜂蜜であり、メチルグリオキサール成分（マヌカに含まれる）も含まれています。

どちらも抗菌成分です。ジャラハニーはまた

その抗菌特性に寄与する他の抗菌性植物化学物質をさらに含むと考えられています。

なのでマヌカの3倍の抗菌性と3倍の抗酸化作用があるそうです。

研究によると、マヌカよりもカンジダ菌に対して効果的であることも示されています。

＞＞Move over Manuka! Rare Jarrah honey halts ageing by stimulating collagen production and boasts skin repairing properties (and it even TASTES sweeter)

偽物をつかまないために。どのジャラハニーを買ったらいいの？

かならず『TA』の表示がついたものを探します。

パースには地元の養蜂家が利用できる施設があり、蜂蜜の特性をテストして評価することができます。

製品のTAタグは、10 +、20 +、30 +、40 +などの形式で表されます。

数値が大きいほど、アクティビティレベルが高くなり、値札が高くなります。

重要なのは、熱処理されていない生のハチミツを購入すること。

ハチミツは加熱されると、多くの栄養素と特性がハチミツから除去されてしまいます。

そして養蜂家から直接購入することがベストです。

購入している製品の原産地が確認できて、それがラベルに記載されてれば信頼できます。

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また、西オーストラリア産のハチミツは抗生物質を含む薬や化学品が使われていません。

この地域は農薬による汚染がなく、クリーンで安全なハチミツが採れます。

日本も含めた世界の養蜂家は寄生虫やダニを殺すために抗生物質を使っています。

西オーストラリアは検疫、規制が非常に厳しいので世界で唯一、健康的で安全なはちみつが手に入ります。

ジャラハニーを避ける時べきなどの注意点

幼い子供や乳児に生の蜂蜜や、加工品や焼き菓子を含む蜂蜜製品を絶対に摂取しないでください。

これは、1歳になるまで、乳児ボツリヌス中毒と呼ばれる、稀ですが非常に深刻な合併症のリスクがあるためです。

子供が1歳に達すると、通常、蜂蜜を安全に処理するのに十分な消化器系が発達します。

子供がもし消化器系に問題を抱えている場合は小児科医に尋ねてください。

食べ過ぎにも注意です。フルクトースの過剰摂取は小腸が膨張して痛み、下痢を発生させる可能性があります。

消化されなかったフルクトースは大腸の腸内細菌のエサとなりメタンを発生させますので、良いものでも食べ過ぎてはだめです。

日本で買えるおすすめジャラハニー

日本でも偽物が流通している可能性があるので、十分気をつけて購入しましょう。

日本で本物のハチミツを一般の店舗などで入手することはあまり容易ではありません。

以下は他のブランドのOEMという可能性が高いジャラハニー。お値段がぐんと安めとなります。

西オーストラリアのおすすめジャラハニー

以下のサイトで非加熱、抗生剤の入っていない、自然な方法で作られた高品質なジャラハニーを購入できます。

またジャラハニーでなくとも、本物であれば先述した効果が期待できます。

さいごに

ジャラハニーは、栄養価が高くそのまま食べてもとても美味しいものであるとわかりました。

本当に効果のあるものは、人口加工されていない生のハチミツのみです。

お値段が少々高くても純粋蜂蜜を選ぶことがとても大事！

西オーストラリア州に行ったら是非試していただきたい一品です。