1件目のファミリーは『ブラックオーペア』でした。
現在はエージェントの紹介で楽しくオーペアをしているRISAです!
私は現在のファミリーにお世話になる前に、Perthのとあるビーチ付近の高級住宅街にお住まいのご家族に3ヶ月間お世話になりました。
彼らはオーストラリア人ではなく移民としてこの国に来られて早何十年、こちらで結婚をなさり子供を育てていらっしゃる中東系のファミリー(両親共に同じ国出身)でした。
子供は親の母国語と英語のバイリンガルです!
このファミリーはゲンキファミリーで紹介していただいたのではなく、
個人で探して契約をしたファミリーですので写真の掲載や個人情報のわかる発言は控えさせていただきます。
こちらでは5歳の男の子と2歳の女の子のベビーシッターを行なっていました。
結論からお伝えしますと、このファミリーとは何度も話し合いをした中で予定の契約より早くお別れすることになりました。
私の英語力が未熟で家族とうまくコミュニケーションが取れなかったということもありますし、考え方の違いにかなりの差があったので子供たちと別れるのはとても惜しかったのですがこのような形となりました。
どなたに話してもブラックオーペアだと言われてしまいます。
このような結果となってしまっても、彼らには多くのことを教えてもらい、学び、貴重な経験になったことには違いありません。その経験が今に繋がっています。
そして現在お世話になっているファミリーはブログを見ていただいてる方はご存知のど田舎Beverlyにお住まいのオージーファミリーです。
言い出したらキリがないので今回はざっくりと簡単に、この2つのファミリーの”違い”で印象に残ったことをお伝えします。
ブラックオーペアで辛い思いをする方が一人でも減りますように。
ブラックオーペア | 現在のオーペア | |
---|---|---|
教育 | 勉強を教えろと言われる | ママも一緒に手伝ってくれる |
住む場所 | 高級住宅地と高級車 | 普通。車も普通の乗用車 |
食文化 | 常に中東系 | 日本食も食べれる |
掃除 | 要望がかなり細かい。常にピカピカ | もっと掃除をした方がいいんじゃない?笑 |
ママ | ヒステリック。要求が激しい。 | 大らか。いつもありがとうと言ってくれる |
日本人、オーストラリア人、その他の国の文化の違い
これは人間国籍だけで性格が決まるわけではありませんし、育ち方、家庭環境それぞれ違うことは前提です。
移民の多い国ですので表上は合わせていてもいざ家庭に入ると各それぞれ違う国で育った文化に驚き時には悩みます。
え!?それいいの!?は日常茶飯事です。こうした方がいいのでは…?と考えることも日常茶飯事。
しかし私たちは雇われていますのであまりこうするべきだと自分の考えを他の家庭に押し付けるのは間違っています。
親と違うこと言えば子供たちも混乱します。
前回の記事でもお伝えした通り、
自分の当たり前は他人の当たり前ではありません。
教育に対する考え方
前回のファミリーでは5歳の男の子がPre primary school(幼稚園年長)に通う前に算数やアルファベットの”予習”をして欲しいと頼まれました(!)。
私はまだ数字を完璧に書けない子供に教えるのはとてもハードだと思っただけでなく
実際行ってみて感じたのですぐに家族に協力してほしいと相談しました。
まだ集中力も5歳なのですぐなくなりますし、
勉強を始める前から嫌いになって欲しくなかったのを含め
求めるものがハードすぎると相談しました。
結果手伝ってはくださったものの、
”Risaにとって足し算なんて簡単なのにどうして教えられないの?”
というニュアンスのことを言われてしまい、
そういうことじゃないのに!とかなり悩んだエピソードがあります。
2歳に対する教育も、2歳児はイヤイヤ期もありとても難しい時期だと理解はしていましたが
そのファミリーの遊び方含む要望は私にとって大きものでした。
アドバイスのつもりだったのかも知れませんが、
遊び方まで過度に指示されるのはストレスでした。
現在お世話になっているファミリーは、
以前お話しした通り寝る前にご両親が必ず絵本の読み聞かせをします。
そしてSTAY HOME時の4歳のキンディーの宿題は必ずお母さんが一緒に行っていました。
また私は出来る限りのことを教えようとこちらも以前の記事で紹介しました工作を行っていますが、この家のお母さんも私が休みの日に一緒に行っている姿を見ます。
2ファミリーとも共働き家庭ですので、普段からご両親の疲れている姿を毎日見ています。
もちろんそんな時にオーペアは頼っていただく存在であるのに変わりはありませんが、教育に関しては私たちは先生ではありませんので
ご両親もみんなで揃って行うべきではないかと感じました。
住む場所によって変わる生活や交友関係
高級住宅街だと子供たちのスクールのお友達が家に遊びに来る際のもてなし方やバースデーパーティーの規模など全く異なります。
月に多い時で3回は自宅からプレイグランド、時にはボーリング会場などを借りて大きなバースデーパーティーが開かれる場所に同伴しました。
また、お家に大きなプールがある家が多く、前回のファミリーの家の車は高級車でした。
田舎ですと子供たちを迎えに来る車は大きく
田舎を走る為汚れた車が多く保護者の方もお洒落をするというよりは自然体な印象です。
学校も幼稚園〜高校すべて同じなので自然と顔見知りが増えたり繋がりが広がっている印象です。
上記はざっくりすぎますが、全く違う場所でのオーペアでした。
食文化の違い
前回のファミリーではよくおばあちゃんが手伝いに来てくださっていました。
私は料理を一切担当しておらず、おばあちゃんが作り置きをすることも多かったです。
文句は言ってはいけませんが結構毎回似たり寄ったりで、
中東のご飯の良さを知った反面飽きてしまった時期もありました。
今は週に2回夜ご飯を担当しています。
私は食べることが大好きなので基本的にどの国の料理も大好きです。
でも日本食が恋しくなります。
正直、日本食はやっぱりすごい!と日々感じています。
品数が多くバランスよくしっかり食べる文化はアジア特有だと思います。
面倒くさいかも知れませんが、少し夜ご飯を担当する日があった方が自分の好きなものを選択したり、日本食を振る舞い伝える機会になったり、料理のスキルが上がったりするので良いと感じました。
また皿の上のものを(米粒一つ残らず)綺麗に食べるのは日本人のみといっていいほど、子供がいるご家庭なら尚更、正直片付ける際はぐちゃぐちゃを覚悟してください。
これはジャパレスで働いている時も感じたことです。
掃除について
前のご家庭は素敵なガラス張りのお家で素敵だったのですが、
掃除に対する要望はかなり細かいものでした。
子供がいると食べた後の手でベタベタと触ってしまうのは仕方がないのですが、お客様が来る際は汚い状態は嫌だとこまめに掃除を頼まれました。
今は逆に『もっと掃除をした方がいいのではないか?』とお世話になっている身で失礼ながら思ってしまうくらい。
週に1回のモップがけと掃除機がけ、たまにのバスルームの掃除のみです。
普段はホウキをかける程度。
さいごに
私がオーペアをした二つのファミリーは極端かも知れません。
まだまだ話し足りないですが、どの家庭も各それぞれだと思います。
自分の育った環境や教育全てが当たり前で正しいわけではないので、
先ほども申した通りお世話になるファミリーに絶対に自分の考えを押し付けてはいけません。
コミュニケーションの大切さを日々痛感しています。