【10月1日】オーストラリアのコロナの現状と入国規制緩和に向けた動き

新型コロナ オーストラリア現在の状況と入国規制緩和に向けての動き
ノリコ
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こんにちは!首を長くして入国を待っている人も多いだろうから、現在の動きをまとめてみました!

メルボルンのロックダウン状況

オーストラリアで唯一新規感染者が出ているメルボルン。

日本在住者にとって一番気になる入国・渡航に関してはこの メルボルンの感染拡大を抑えない事には先が見えて来ません。 

9月30日のメルボルンは新規感染者13人、4人死亡
検査数は1万8千人以上。

ビクトリア州首相のダニエル・アンドリュースによると「まだまだ安全ではなく、不明な感染をもっと下げていく必要がある」ということと

ロックダウンの甲斐あって、どんどん数字は下がっていっていますが
今ロックダウン規制を緩和するのは危険で、14日周期で数字を見て行くしかないといけないということです。

Mr Andrews said while active cases were falling, infection rates were still not low enough to significantly lift restrictions yet.

Victoria records 13 new coronavirus cases, four deaths as Melbourne’s 14-day average continues falling

2ヶ月前には新規感染者が700人となったので、現在13人まで激減しました。

ノリコ
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ビクトリア州、厳しいロックダウンによく耐えていると思います!

メルボルンの制限措置が一部緩和

メルボルン都市圏の制限措置が一部緩和

9月27日23:59よりメルボルン都市圏の制限措置が一部緩和し、ステップ2へ移行しました。

  • 引き続きマスク着用 : フェイスシールド、マフラー、バンダナ、スカーフ等は除かれマスクのみです。
  • 夜間外出禁止令解除 : ステップ1で夜8時〜朝5時まで外出禁止でしたが、ステップ2では解除になりました。
  • 買い物:一家庭からの人数制限を解除、最大2時間まで外出可能、自宅から5km以内
  • 集会:2世帯(最大5名)まで屋外で集まることが可能
  • 罰金が$5000に引き上げ : 自宅への訪問者、屋外での集会、メルボルン都市圏から地方区域への移動などで規則違反をした場合の罰金は高額に

次のステップへの移行へは、 14日間で1日平均5件未満に達し、その期間中に不明な感染が5件未満に達した場合 
第3ステップに進むことが出来るということです。

国内の動向と入国規制緩和に向けた動き

州境について先週動きがありました。南オーストラリア(SA)州首相は、NSW州からの入州者は、9月24日(木)以降は14日間の自己隔離を不要とすると発表しました。

国内でもスコットモリソン首相は入国緩和に向けて動き出しているようです。

オーストラリアでは留学生が消え、大学や英語学校に大打撃。またバックパッカーが足りず、農場での収穫作業の労働力不足の問題が浮き彫りになっている現状です。

経済がどんどん悪化してくのを止める為にも入国の規制緩和は必要だと連邦政府は前向きに考えているよう。

以下は発表があった国外からについての規制緩和のニュースです。

ダーウィン・NTが、10月に70人の留学生初の受け入れとなるか

ダーウィン・NT(ノーザンテリトリー)が、10月末に70人の留学生受け入れトライアルを発表。

ノリコ
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ダーウィンって大学があってしかも留学生を受け入れてたんですね。知りませんでした!

しかもNTの留学生はこの4年で1000人から2500人に増えているそうです。

チャールズ・ダーウィン大学 (Charles Darwin University)に入学した学生はHowards Springsで自費($2500)で自粛すること。

 ですが7月にキャンベラ受け入れが延期となり、 現在 9月はアデレードが延期となっています。 

前回も前々回も連邦政府の承認を得られる事は出来なかった事と、NTと連邦政府間の協議のメイントピックでは誰が一人$2500自粛規制代を支払うのか確定していないので、今回も少し様子を見る必要がありそうです。

The Northern Territory has become the first jurisdiction in Australia to start a pilot program.

In their case, around 70 international students will travel to Darwin, and I note there is no international passenger arrival cap for the NT, and quarantine arrangements have been put in place by the Territory Government.

AFR Higher Education Summit address

教育省らは”very ‘optimistic’ about the future of universities” (将来の大学についてはまったく楽観している)ということですが、今日現在(10月1日)まだ詳しい事は発表されていません。

日本からの入国、14日間のホテルでの強制隔離でなく、自主隔離となるか

日本からの入国、14日間のホテルでの強制隔離でなく、自主隔離となるか

スコットモリソン首相は 日本を含むいくつかの国はホテル隔離ではなく、自宅等での隔離も認める可能性になる と示唆しました。

感染リスクの低い国として挙げられたのが韓国、日本、フィジーやサモアなどの太平洋諸国。

現在は国外からの帰国者は指定ホテルでの隔離が必要です。自費で$2500と高額。

まず年内にニュージーランドからの隔離なし入国を検討中ですが、もし日本からのホテルでの自主隔離が必要なくなれば留学生も入国しやすくなりますね。

“Now, I think home quarantine can play a role in the future and it’s something that is being considered by the AHPPC and particularly as we move beyond the phase we’re in now,’’ 

Mandatory hotel quarantine could be replaced with home detention
ノリコ
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でもまだ2週間自主隔離が必要なら、観光客が来れるのはもう少し先ですね。

オーストラリア・ニュージーランドの国際線再開のプラン

オーストラリアとニュージーランドの隔離なしの国際線、クリスマスまでにはNSWと再開の可能性。

ニュージーランドのJacinda Ardern首相は クリスマス前には隔離なしの往来が実行できるよう働きかけている とオーストラリアのSunriseテレビのインタビューで前向きに話されました。

7news.com.au

PM Ardern and Minister Birmingham both signalled that flights between the two countries could resume by the end of the yea

TRANS-TASMAN BUBBLE TO LAUNCH ASAP, SAYS MINISTER

全ての州から往来できることにはならないと思いますが、現在ではNSW(シドニー)が有望であるということです。

ワーキングホリデーの滞在要件を緩和へ

www.abc.net.au

現在オーストラリアに滞在中で、ファームジョブをしているワーホリはビザの延長が可能になるかもしれないという記事が出ました。

>>Morrison promises backpackers and islanders can stay, incentives for welfare recipients

31歳になったとしてもビザを延長出来るようにするという意向で、来週の予算案に盛り込むという事。今後の発表に注目です。

現在オーストラリアでは 農場での収穫作業の労働力不足で3月までに3万人が足りなくなるという深刻な状況です。 

ピッキングもパッキングもオーストラリア国内の食物を供給するにあたり非常に重要な仕事。

収穫が出来ないため、野菜や果物の値段がクリスマス前には倍ほどに高騰しているだろうと言われています。

現在バヌアツからノーザンテリトリーにピッキング農業従事者が入国していますが、こちらのプログラムについてもさらに拡大させる予定。

それでも夏までには最低が26000人が必要ということ。特にクイーンズランド州はこの夏に働き手がいないとなると、大変なことになると警告しています。

まだまだ決定した事は少ないですが、ウィズコロナに向けて動き出しているようです。

ノリコ
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NSW(シドニー)は留学生受け入れ来年明けを目標に

www.smh.com.au

シドニーは現在唯一、海外から飛行機が発着する場所。

海外から到着した人たちの、たくさんの自粛規制経験を経てうまくいけるような気がする、という記事です。

留学ビジネスはオーストラリアの経済にとって非常に重要なセクター。この為にも14日間の自主規制の緩和を進めているのかもしれません。

ANAは羽田シドニー往復11月から週5便に拡大

全日空(ANA)がシドニー・羽田線の運航を11月30日まで継続(羽田発は週5便に拡大)すると発表がありました。

このツイートをしたのは9月11日ですが、今日現在10月1日では、 全日空・ANAともパース・成田線の運休については12月1日まで延長 すると発表しました。

またANAは11月から羽田→シドニー間を週5便に増便するそうです。(水・木・金・土・日)

【ANA】
  • 11月30日までシドニー→羽田=週5便
  • 10月31日まで羽田→シドニー=週3便
  • 11月1日〜11月30日まで往復週5便に拡大

日本からの便も、少しづつ増便がされていっているようですね。

とりあえず現在は乗れる人数が限られているのと、国境も閉じたままなので日本から豪州人がより多く帰れるようにしているということでしょうか。

まずはオーストラリアとニュージーランドの『トラベルバブル』、クリスマスまでに期待です。

ノリコ
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オーストラリアの動きをインスタのストーリーでも発信していますので、チェックしてみてくださいね!