【新型コロナ】ロックダウン・ステージ4のメルボルンが世界でニュースに

メルボルン8月2日の夜からステージ4のロックダウン。夜間外出禁止

現在メルボルンは真冬。

そしてコロナの影響で最大の危機を迎えています。

メルボルンが州都のビクトリア州では一度は感染抑制に成功したものの、6月末から新規感染者が急増し、7月9日よりステージ3のロックダウンを再度行いましたが、抑制には至っていません。

昨日(8月2日)の新規感染者671人、7人死亡を受け、昨日の夜からステージ4のロックダウンが決まりました。

「State of Disaster」【災害事態宣言】が宣言され、今までにない厳しい規制が敷かれる事となります。

オーストラリア メルボルン昨日の夜からステージ4のロックダウンとなりました

ビクトリア(VIC)州で2日、コロナウイルスの感染拡大を理由に「State of Disaster」が宣言されました。これは、これまで発せられている緊急事態宣言(State of Emergency)と比べて、州政府が持つ権限が一段と強化されます。メルボルン首都圏でステージ4のロックダウンを行うための措置です。

SBS日本語

メルボルンの市民にとってメンタル的にも経済的にかなり厳しい規制となり、現在のところ6週間は続くようです。
そして6週間後に改善されていなければさらに続くとの見込み。

普段の生活に気をつけるべきことは以下の通りです。
マスクも義務なので違反すると罰金$200です。

  • 夜間8:00pm〜5:00amの外出禁止(医療や介護、労働は除く)
  • 外出1日に1時間程度
  • 買い物5km圏内、家庭から一人1日1回
  • 運動も5km圏内で一日1時間まで
  • 学校は休校
  • チャイルドケア閉鎖
【その他注意事項】
  • レストランやカフェはテイクアウェイとデリバリーのみ。
  • ビクトリア州は1日に2,3万ものコロナ検査を行っています。少しでも風邪に似た症状があれば早急に検査を受けるよう呼び掛けています。
  • ビクトリア州から他州への移動が規制・禁止されています。他州からの入州も不可能です。
  • 5km圏ルールを破った場合の罰金は$1,652。パトロールがかなり厳しいので注意。
  • 門限制限を破ると最大$10,000の罰金。警察による在宅確認があるので注意
  • DV、ドメスティックバイオレンスなどの理由で家を出ざるを得ない場合は外出が可能です。

ビクトリア州ステージ4に至るロックダウンの経過

【新型コロナ】ロックダウン・ステージ4のメルボルン 感染経過
  • 第一波(3月末〜4月)
新規感染者がピーク時110人弱、死亡者はピークが過ぎた時点で15人。ロックダウン。
  • 落ち着く(5月〜6月)
ロックダウンにより感染者がほぼゼロとなる。市民の暮らしもほぼ元に戻りそう
  • 第二波(6月中旬〜末)
2回目の感染拡大。BLMデモの2週間後に新規感染者が急増
  • 再びロックダウン開始(7月9日)
新規感染者100人を超え再びロックダウン。レベル3に逆戻り
ビクトリア州メルボルンステージ4に至るロックダウンの経過
https://www.health.gov.au

その後減るどころか増え続け、7月末には500人を超えとうとう700人という数字にびっくり。

介護施設でのクラスター発生など、死亡者数が一気に増えたのも残念なニュースとなりました。

  • そして今日現在8月3日 
とうとうステージ4のロックダウン。

アメリカのTwitterで話題になっていた

朝起きて気になったのが以下CNNのTwitter。

昨日、新型コロナ対策規制が強化されたメルボルンが世界的なニュースになっているようです。

ヘッドラインでは「たったの671人で厳しいのではないか」のような感じですが

確かに全米では感染者数460万超え。死亡者数15万。

南アフリカでは50万人を超えたそうです。

ケタが違いますね。。

コメントを見ていると、

  • 感染者が少ない国に限ってすごく厳しくやっている
  • アメリカもそうするべきだ!
  • 671人なんて少なくていいなあ

などなど。

対してオーストラリア人のコメントは

オーストラリアは人命を一番大切にするのです!

という感じのものが多かったですね。

団結感がすごいメルボルン市民

ビクトリア州政府の対応は、多くの市民に指示されているようです。

これからリーダーとともに頑張って乗り越えよう、という一致団結感がすごいです。

州首相は『今までの仕事の中で最も難しい決断だった』とコメントされています。州民もわかってくれているはずです。

私もよくやっていると思います。特に人命は経済よりももっと大事という姿勢を示したことにメルボルン市民は評価しているようです。

まだ始まったばかりですが、一人一人が気をつけて早く収束するよう祈りましょう。

メルボルンのみなさん、感染には気をつけつつ頑張ってください!