例えば海外で鬱などになった時のサポート。
一人で知り合いもなく、メンタル的にやられてしまうことは少なくないはず。
勇気を出して踏み出した海外留学、ワーホリをはじめホームステイ・オーペア・シェアハウス・英語学校・バイト先・国際恋愛・結婚・出産・・・
新しい事をチャレンジする中で、人生の節目節目に悩みや葛藤は誰にでもあるはずです。
メンタルが弱り、海外から誰かに悩みを相談したい時、日本語で話を聞いてくれる専門機関があります。
海外在住の日本人は心配ごとも募り、気軽に悩みを相談できる環境ではない方も多いかもしれません。
オーストラリアではメンタルヘルスがとてもオープンに語られます。
どれを選べばよいかわからないほど、たくさんの機関があり、特にコロナ以降は相談数がうなぎのぼりだそう。
コロナ禍で日本に帰れない中、ロックダウンも繰り返しているオーストラリア。
感染症への不安、先の見えない仕事・収入の不安、人間関係による疲労、人と会えない孤独感、一時帰国を我慢し続ける辛さ…
ちょっとしんどくなった時に、心がストレスでいっぱいいっぱいになる前に相談するのが大切です!
暮らしの悩みごと・悩みを聞いて欲しい方、生きづらさを感じる、さらにはDV・性暴力など・・様々な問題について寄り添ってくれるはずです。
コンテンツ
海外 こころのヘルプデスク24時
海外在住者と渡航前・帰国後の方が、日本語で無料でお話ができる非営利相談機関です。
オンライン会議室Zoomを利用し、無料で相談可能。
心理カウンセラーと相談員は実際に海外在住経験者であり、海外ならではの悩みや葛藤について相談に乗ってくれる唯一の機関です。
「海外生活で困っている」「人間関係に悩んでいる」「眠れない」「日本語でお話がしたい」などどんな相談でも大丈夫です。
相談員はすべて、「傾聴」の研修を受けた海外在住者もしくは海外経験者で、ボランティアで行われています。
スマホのチャットではなく、人の顔をみて直接話したい方におすすめです。
周りに相談できず困っているとき、途方にくれているとき、誰かに力になってほしいときなど。ぜひ一度気軽に連絡してみてくださいね。
Twitterで随時、相談デスクオープンのお知らせをされています。
その他の特定非営利活動法人(NPO法人)
海外こころのヘルプデスクの他にも、
海外から気軽にオンラインチャットなどで無料で相談できるNPO法人が5つあります。
※NPOとは、市民を主体として市民の発意により活動する市民活動団体の総称です。
海外からなので、主にチャットやメールなどで相談可能です。
誰にも相談できないこと、わかってくれる人が周りにいない時、一人で悩まず必ず専門家に相談するようにしましょう!
あなたのいばしょ
「あなたのいばしょ」は、24時間365日、年齢や性別を問わず誰でも無料、匿名で利用できる相談窓口です。
虐待、いじめ、神待ち…慶大生が立ち上げた孤独受け止める24時間チャット相談。
「若い世代は、テキストによるコミュニケーションが音声より圧倒的に多く、チャット相談も違和感なく受け入れられている」
ということで、いますぐ相談するをクリックすれば本当にすぐにチャット上で相談に乗ってくれます。
最短5秒で世界中にいる「いばしょカウンセラー」が相談に応じます。
自殺行為や虐待など緊急性が高い事案が発生した際には、警察や児童相談所などの関係機関と連携し、問題に対処します。
こちらは代表の大空幸星さんのTwitter。在外邦人の孤独対策も取り組まれています。
現在日本に帰れずどうしたらよいものか、ロックダウンで孤独を感じている方などは気軽にチャットで話してみてくださいね。
>>あなたのいばしょウェブサイト
>>Instagramアカウント
>>TikTok
自殺対策支援センターライフリンク
『いのちを守るために、みんなで つながりあっていこう』
『自殺に追い込まれていく いのちを、 みんなでつながりながら守っていこう』
と始まった団体。
いま日本で自殺する人の数は年間3万人。未遂者も含めれば一日1000人。
この時代に、この社会で、私たちと同じ空気を吸っているそれだけの数の人たちが、自ら「いのち」を絶っています。
「生きづらびっと」は、「死にたい」「消えたい」といった、あなたのつらい気持ちを安心して話していただくことのできるSNS相談です。
私たちは、お気持ちを受け止めつつ、必要があれば様々な分野の実務的支援へとつなぐ「生きることの包括的な支援」を行っています。
「生きづらびっと」Webサイトより
SNS やチャットによる自殺防止の相談を行い、必要に応じて電話や対面による支援も行いま す。
>>生きづらびっと
>>代表清水康之さん/NPO LIFELINKのTwitter
チャイルドライン支援センター
18 歳以下の子ども対象をした、お話を聴いてくれるところ。
海外からはオンラインチャットによる相談ができます。
もちろん子どもによりますが、親に連れられて海外に来た当初などは、かなりしんどいんじゃないかなと思います。
慣れてしまえば楽しくて仕方がない、とはいいますがそれまでが大変。
慣れない英語と、初めての環境。アジア人という見た目のコンプレックスなどもあるかもしれません。
海外に子どもを連れてくる親御さんは子どもに『こういうところがあるよ』と教えてあげたらよいかもです。
日本にお住まいの方ならフリーダイヤルで直接相談可能。毎日16時~21時受付。
名前や連絡先や学校名は、言わなくてかまいません。
またもちろん話の内容や、チャイルドラインに相談したということが家族や学校の先生、周りの人に知られることはありません。
〖 つぶやく 〗のところは非公開を選んで書き込みすることができます。※閲覧も可能
東京メンタルヘルス・スクエア
お互いに顔も見えない、声も聞こえないチャットだからこそ、話せることもあるはずー
海外からなら、主要SNS(LINE、Twitter、Facebook)およびウェブチャットから、年齢・性別を問わず相談に応じてくれます。
相談内容等から必要に応じて対面相談・電話相談(一般電話回線の他に LINE、 Skypeなどの通話アプリにも対応)、および必要な場合に在外公館を含む各種公的機関やさまざまな分野のNPO団体へつなぎ支援を行っています。
BONDプロジェクト
“生きづらさを抱えた 10 代 20 代の女性”
をフォーカスした相談機関。
相談者と世代が近い相談対応スタッフが寄り添って一 緒に考えます。
SNS、電話、対面、同行支援等の相談を行っています。
相談可能時間などはTwitterで更新されています。
>>特定非営利活動法人 BOND プロジェクト
>>BOND プロジェクトインスタグラム
さいごに
この記事で紹介した5法人は、もちろん全て国内でも気軽に相談可能です。
また、国内での政府のメンタルヘルスの取組は、内閣官房ウェブサイトにて、
国内における孤独・孤立対策にかかる政府の取組というページがあります。
社会的不安に寄り添い、深刻化する社会的な孤独・孤立の問題について総合的な対策を推進するための企画及び立案並びに総合調整に関する事務を処理するため、内閣官房に、孤独・孤立対策担当室を設置いたしました。
政府一体となって孤独・孤立問題に取り組み、より一層的確に必要とする方に支援をお届けいたします。
孤独・孤立対策より
そちらに相談先一覧リストが掲載されています。
ストレスなことを考えていると、呼吸が浅くなります。気がついたら深呼吸もしてみましょう。
必要な方に届きますように!
※この記事は、外務省特設ページ『孤独・孤立及びそれに付随する問題でお悩みの方へ』より抜粋しました。