実は使ってはいけない!?ルーカスポーポークリーム

オーストラリアに『ポーポークリーム』(正式名称:Lucas Papaw Ointment)という有名な保湿リップクリーム、軟膏があります。

ちまたでは話題で、ネットにも以下のような評判が多いです。

・これはオーストラリアに来たなら、購入マストです!
・オーストラリアには一家に一本必ずある!
・天然成分でできた軟膏!
・海外セレブも愛用!

と、よいイメージしかありません。

かさばらないので、オーストラリアのお土産に買って帰られる方も多いでしょう。

ウールワースやコールスなど大手スーパーにも売っているので、簡単に入手できます。

ですが、それをここオーストラリアでなんと

「使わない方がよい」

と言われたので検証してみます。

ルーカスポーポークリームとは

そんなルーカスポーポークリームとは。

Lucas’ Papaw Remedies and Lucas’ Papaw OintmentのWEBサイトには以下のように書いています。

要約すると、

オーストラリア、クイーンズランドの純粋なパパイヤから作られ、100 年以上にわたって使用されてきた世界的に認められた付け薬・軟膏。発酵パパイヤ配合。

肌を優しく落ち着かせ、活性化させます。

リップバームとしてだけでなく、

・軽度のやけど
・日焼け
・発疹・虫さされ
・切り傷
・軽度の傷
・おむつかぶれ & 擦れ
・皮膚炎や湿疹の一時的な症状緩和…

に効果があるという事。

評判通り、かなり万能なようですね!

初めて知った、驚愕の事実

ところが、先日初めて知った驚愕の事実が。

ある時唇の周りが赤く腫れ、痒みが出ました。そこでいつものヘルスショップに行き、顔の痒みに何をつけたらいいのか聞いてみたんです。

ナチュロパスでもあるスタッフに、

『唇が腫れて乾燥して荒れるからポーポークリーム塗ってる』って言ったら、

『赤いチューブのものは石油由来のPetroleum jelly(ペトロリアムジェリー:ワセリン)が入っているから使う事はオススメしない』

と言われました。

私も調べて初めて知ったのですが、ルーカスポーポークリーム軟膏の赤いチューブには、

発酵パパイヤはわずか4%のみが含まれており、残りは96%のワセリンです。

そう、日本ではワセリンは日常的にどこでも使用され、化粧品グレードのものは安心安全というイメージですが

海外の反応、特に『健康志向・オーガニック大国オーストラリア』では

ワセリンはよろしくない、という考え方が強いようです。

ワセリンは肌に良いのか悪いのか

ここまで来るとポーポークリームというよりも、『石油由来100%』ワセリンは良いのか悪いのか?という疑問になりますよね。

ヘルスショップのナチュロパススタッフによれば、

ワセリンは、純度がまちまちで、不純物の含有量が多いものは特に皮膚を密閉してしまい、皮膚の正常な機能を防いでしまう。


とのことなのでアトピー性皮膚炎、オムツかぶれや肌のトラブルがある場合は特に避けた方が良いとのこと。

なるほど、、日本の情報と全く違いますね。

詳しく調べてみました。

安価なワセリンは保湿を皮膚に対する物理的な障壁を作ります。

ルーカスポーポークリームなどを含めて、リップクリーム用に使った事がある方はわかると思いますが、

油膜が肌をぴったり覆うので保護力がとても高いです。

ワセリン自体は肌に浸透せずに、肌の表面に薄い膜を張るような状態で肌を保護します。

なので乾燥を防げても、それは肌自体が潤っているわけではない。

長期的に使うことで肌が自力で潤う力やターンオーバーを行う力が消えていってしまいます。

ようは、毒素を排除する皮膚本来の能力を遅くするそう。

確かに、、塗れば塗るほど手放せなくなりますよね。リップクリームって。

肌への密着力と保護力がデメリットとなってしまうんですね。

実のところ、オーストラリアのあるメイクアップアーティストや、肌の事をよく知る健康食品店ではこの商品は絶対オススメしないのだとか。

ナチュラルなイメージがあるかもしれませんが、ワセリンは石油から精製することで製造されます。

精製には多くの工程があり、硫酸、水酸化ナトリウム、脱色剤、シリカゲル、活性炭有機溶剤などの化学物質が使われています。

確かにポーポークリーム、類似品(偽物?)が安価でよく売られています。

安全なリップクリームを探すコツ

唇をしなやかで健康に保つこと。

秋口になってくると特にガサガサしてくるのでやっぱりリップクリームは手放せないですよね。

肌に直接つけるもの、ましてや間違って口に入れてしまうかもしれないものなので、慎重に選びたいところです。

そこで大切にしたい以下のポイント。

1.オーガニックであること
2.完全な成分リストを読む

・すべての要素が植物ベースであること。
・特に石油、防腐剤、パーム油を含んでいないこと。
・発音できない成分がある場合は注意
・オーストラリア製で動物実験を行っていないこと

植物ベースの成分は、多くの場合、植物名と一般名の両方でリストされています。

成分があなたに適しているかどうかを区別するのに役立ちます。ケミカル成分は、複雑な学名だけでリストされています。

なのでシアバター、ホホバオイル、ビタミン E などの有益な成分のみで出来たものが理想です。

オススメのオーガニックリップバーム

それでおすすめされたのが、この100%ナチュラル、ビーガンの本物Paw Pawオイントメント。

こんなんあったんですね。全てナチュラルな成分でワセリンはもちろん含まれていません。

『Petrochemical Free』と書かれているものを選ぶのがベストだそう。

それで、個人的にオススメするオーストラリアのリップクリームは以下のもの。

まずはオーストラリアのヘルスショップでも人気なのがWELEDA(ヴェレダ)シリーズです。

WELEDA社はナチュラルな素材の使用にこだわり、使用する植物も自社栽培の物、オーガニック栽培の資格を持った農園の物、または検査済みの野生種の物に限定しています。

オーストラリアのお土産でも、こういったオーガニックの方が喜ばれるかもしれません。

そしてこちらはもう私が何年も愛用しているHurraw!リップバーム。
ほんのり色づいて便利です。バッグにいつも欠かさず入れています。

ヘルスショップでもよく売っています。

大きなスーパーに売っているものならこちらがオススメです。

私は以上の3つのうちどれかを常に使用しています。

体につけるものですから、なるべく安心で安全なものを選びたいですよね!

にほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へ
右矢印無料!オーペア留学成功完全マニュアル