髪の色が奇抜?!オーストラリアの日本とは違う校則のない中高生

オーストラリアの教育制度は6・6制。中高一貫で、6年間小学校で6年間ハイスクールとなります。

 中学生と高校生が同じ敷地で勉強するので、ハイスクールに入ったら急に大人びてしまいます。 

日本のおさげとセーラー服の中学生が本当に可愛く見えます。

ネットから拾ったものですがこんな感じ?

今回は、オーストラリアの公立高校でよくみかける

校則があってないような普通の学生あるある。

ノリコ
ノリコ

そしてこれは私調べ・平民ハイスクールの娘とその友達を観察した記事となります。
貴族の行く授業料のお高い私学は校則が厳しいところもあるよ!

髪の色が奇抜

日本でいわゆる「校則違反」などど言われる軽い茶髪なんてしても誰にも気づかれません。

最近の若者はブルー、ピンク、緑など個性的な色をしてるので、自由だな〜と感じます。見る度に髪の色が違う子がいたりもします。

またブロンドの子が真っ黒に憧れて、いきなりブラックになってることもしばしば。ヘアサロンで染めるとお小遣いが飛んでいくので、基本自分で染めるようです。

シルバーなど、一見白髪か?と見間違うような色でも若いオージーの子がやるととてもクール。

グラデーションで下だけ青、ピンクになっているとまた人気者に。

アフリカ人はドレッドにしてたりで格好いい!

マスカラは欠かせない!?化粧ばっちり

朝学校へ行く前に時間をかけるのが化粧。ファンデーションやアイシャドウでばっちりメイクをしている訳ではありませんが、マスカラやアイライナーはマスト

化粧がうまくいかないと、その日一日はどんよりな気分に・・。

ハイスクールに入ると女子力が一気に高くなります。

個人的には日本の、中学と高校と分かれているシステムは成長がゆっくりなのでいいなと思います。

ピアスの穴がやたら多い

日本との厳しい校則との違いの一つにピアスが上げられます。
オーストラリアは何をしても自由。

ただ耳たぶの一個は普通すぎるので、男女問わず3つも4つも開けている学生も少なくありません。

鼻ピアスや最近はヘリックス(軟骨ピアス)が人気。へそピアスも憧れの対象のようです。

小学生から耳たぶに一つ開けているのも普通で、文化によっては赤ちゃんの時に開けちゃいますよね。

ちなみに日本語での「ピアス」は英語では”earrings”です。

部活はない

日本のように放課後に熱くみんなで部活をする文化がないので、3時以降は完全にプライベートの時間となります。

私立の学校だと音楽やスポーツなど、好きな子は週に何度か加わる事はありますが(有料)、基本日本のような部活はないので、余計に先輩・後輩という上下関係の意識がないのかも知れませんね。

『学校が終わったら何をするの?』と疑問が湧いてきますが、何をするかは以下のように分かれる印象です。

  • スポーツなどの習い事・趣味に打ち込む
  • 勉強をする、家庭教師が来る
  • バイトに行ってお小遣いを稼ぐ
  • 友達とショッピングセンターでうろつく
  • 家でネットかゲーム

習い事に行くにも親の送り迎えの協力が必要ですし、家庭教師もお金がかかるので私個人的には日本の「部活」というシステムは良いと思います。

サービス残業なので先生の負担は大きいとは思いますが・・。

きちんとお給料が支払われない限り働かない文化だからこそ、部活というのが無いのでしょう。

誰も塾にいかない

「塾」というのを英語で探すと”cram school”と出てきます。

日本、韓国、中国などでは普通ですが、これを
「学校の後に行く学校」のようにオーストラリア人に伝えてもピンとこないほど、塾というのは存在しません。

逆に日本に帰って、駅前の塾に大勢の学生が制服でチャリで来て夜遅くまで勉強しているのを見た時は衝撃でした!

学校に行ってさらに学校で遅くまで勉強というアジア文化はさすがですね・・。

オーストラリアにもKUMON(公文)があり、小さい頃から入れている親御さん(主にアジア人)もいますが、結局は家で親が手伝いながら勉強している家庭がやはりほとんどです。

少し大きくなると、シドニーでは大学入学の為の勉強をする場所、”coaching colleges”と呼ぶ塾のようなところに入れる事があるそうです。

14歳からバイトをして稼ぐ

部活や塾がないのでスポーツも勉強も特に打ち込むものがない、という子は毎日のようにバイトに勤しみます。

 オーストラリアは就職をするにしてもスキル重視。 
若い時から社会経験を積む事が推奨されます。

年齢でいえば14歳と9ヶ月を過ぎると仕事が見つけやすく、また13歳からでも働きたければ合法で働けます。

マクドナルドやウールワース・コールスなどのショッピングセンター、カフェなどがメジャーです。

仕事内容は簡単な皿洗い、お掃除や棚卸し等から始まります。

最低賃金は$19.84と世界一高いオーストラリアですが、16歳以下ではジュニア賃金となり、$7.30と格安です。(2020年11月現在)

それでも一生懸命働いてお金を貯め、好きなものを買うというのはとても良い傾向だと思います。

ノリコ
ノリコ

日本は「バイト禁止」な学校も多いよね。娘の友達の、ものスゴく賢い子もゆるくマクドナルドで働いているので「勉学業優先」という理由はどうかと思うよ。

勉強はパソコン一台

教科書や宿題、試験、通信簿の結果などすべてオンライン。

授業は先生がパワーポイントでスクリーンに映し出したり、宿題の方法動画を配信したりとどこでも勉強ができるから便利そうです。

ちなみに日本のように教室(ホームルーム)はありません。
一人ひとり選択している授業が違うからバッグを持って教室に移動します。

学校毎に授業内容や進捗状況を連絡するプログラム(Webサイト)があり、親とも繋がっていて、出席率やテストの結果などすぐにオンラインでチェックできます。

もし学校をサボったらすぐに携帯にテキストメッセージが来るので親にもすぐバレます。テストで赤点を取ってもその科目の先生からメールが来て家で話し合ってくださいと促されます。

さいごに

オーストラリアは多国籍文化。いろいろな国からの移民が集まり、その為様々な文化や考え方があります。

学生達はそれらを柔軟に受け入れながら成長し、より個性を重要とするので、島国日本の特徴『同調圧力』などには縁のない生活を送ることになるでしょう。

日本では「みんなが塾に行ってるから自分も行く」ような雰囲気があるそうですね。

厳しい校則を守る子が褒められるという現実。

こちらは打って変わって、スケートボードを毎日公園で練習している子、ダンスの大会に向けて毎日スタジオに通う子、はたまた医者になる為に夜遅くまで勉強している子

何か一つでも得意なものや打ち込めるものがあればサポートしたいと考えている親がほとんどです。

海外に出てみるとわかる自国の日本。学歴重視とされるからこそ、
学校、部活、塾で中高生は大忙し。子どもの頃からストレスも多そうですね。

ノリコ
ノリコ

オーストラリアはなぜこんな大らかでのんびりした国なのか、この小さい頃からの自由な生活を見てもわかってきますね!