みなさんアンモニアフリーのヘアカラーってご存知ですか?
英語ではAmmonia Free Hair Dyeと記載され、いろんな種類のヘアカラーがヘルスショップに売っています。
ここオーガニック・健康大国オーストラリアではポピュラーになりつつあります。
髪にダメージを与える従来の染毛剤は、その他にもさまざまな健康上の問題を引き起こす成分が含まれていると、よりナチュラルなヘアカラーを求める消費者も増えてきている結果。
オーストラリアではヘルスショップ・オーガニックスーパーなどに行くと、たいてい『よりナチュラルな』アンモニフリーのヘアカラーが売られています。
今回はこんな方に読んで欲しい記事です。
・健康のため、身体・頭皮に優しいヘアカラーを探している。
・ヘアカラーをする度に、刺激臭と頭皮がピリピリしてウンザリ。
・通常のカラーを毛先までしていて、施術すればするほど痛んでいくような気がする。
・日々、アイロンをして髪の毛がボサボサ、傷みが強くなってきた。
コンテンツ
アンモニアフリーとは?
『アンモニア』って聞くと体に悪いイメージがありませんか?そうなんです。髪にも健康上にもよろしくないのです。
何がダメなのかというと、簡単に説明すればカラーをする度に、このアンモニアが毛幹に浸透し、髪の毛にあるメラニンを壊し、どんどん髪が傷んでいきます。
アンモニアフリーのヘアカラーは髪の構造に直接損傷を与えるのではなく、色素で毛幹をコーティングします。
カラーの匂いもあまりせず、カラー後も痒くなったり、しみたりしません。
ですが普通のカラー剤と同じ感じにキレイに染まります。
私が買ってみたもの
私が使用したのはこちら。aromaganicというブランドの、カッパーブロンド。
オーストラリア全土にあるGo Vitaというヘルスショップで売っています。
他にも種類があったのですが、店員さんにこちらのブランドをオススメされました。
色目の種類はたくさんあります。
中身はこんな感じ。普通に2液を混ぜて使うものです。
使い方、手袋、トリートメントが入っていました。
オーガニックの植物のエッセンス(オリーブオイル、ローズヒップオイル、グレードシードオイルなどなど)が使われています。
ビーガン(動物実験をしてない)・・コスメ、ヘアケア、身体につけるものすべて、動物実験をしていない商品を選ぶのは私の中ではごく普通です。
これは個人的な意見ですが、実験される動物も可哀想だし、どんな毒性が強いものが使おうとしているのか、その会社は消費者の立場に立った開発をしていないと私は感じます。
『NO PPD』とデカデカと書いていますが、私もPPDって何ぞや?と疑問になりました。
美容師さんも知らなかったくらいなので調べてみました。
PPD・・パラフェニレンジアミン。事実上すべてのパーマネント染毛剤に含まれる物質で、通常、別の名前または非表示になっています。
PPDはアレルギーを起こしやすい成分の1つと考えられており、2006年に世界的なアレルゲンオブザイヤーに選ばれました。接触性皮膚炎、顔や頭皮の腫れやかゆみなどの炎症を引き起こす可能性があります。
p-フェニレンジアミン (p-phenylenediamine、PPD) は化学式C6H4(NH2)2で表されるアニリン誘導体である。外見は白色固体だが、空気に触れると酸化して暗色に変化する[1]。主にエンジニアリングプラスチックの原料として用いられるほか、染髪にも利用される。毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている[4] 。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
え、ちょっとそれは怖いですね・・。
それにしても、
アレルゲンオブザイヤー
って、世の中にそんなものがあったんですね。汗
ここではこれ以上述べませんが、《ヘアカラー剤に使用されるPPD(パラフェニレンジアミン)の被害》などで検索してみると日本語でも出てきます。
で、実際に染まったの?ビフォアアフター
こちらビフォアー。オーストラリアはロックダウンになったり、大したイベントもあまりなかったので
6ヶ月(!)美容院に行ってません。白髪もチョチョコ目立つように。(汗)
通常のヘアカラーよりも少し長い時間、30〜40分置いてもらいました。
そしてアフター↓
もっと暗くなるかなと思ったのですが、かなり明るくなりました!
本当にナチュラルなのか、、心配になるほどです。笑
でも試してみてよかったです。
今まで(サロンでのヘアカラー)あの刺激臭でちょっと気分が悪くなったり、つけ始めるあたりから肌がピリピリしたり結構不快でした。
人によるかと思いますが、私にとっては本当に頭皮が痛くならないヘアーカラーでした。
アンモニアフリーなので、ツンとした刺激臭がなく、PPDフリーだからか肌も全く違和感がありませんでした。
むしろよい匂いで本当に臭くなかったです。
自然なヘアカラーを探す上で、避けるべきこと
Go Vitaさんは高品質で、より自然で、毒性のないDIYヘアカラーにも力を入れているそう。
ヘアカラーを選ぶ上で体に害のあるものをなるべく配合していないものを、という事で
どんなものを選ぶのが大切か、ウェブサイトに掲載されていたものを引用します。
・Ammonia:アンモニア
アンモニアは基本的に髪のキューティクルを壊して染料を沈着させるために使用されます。
当然のことながら、これは髪のキューティクルに損傷を与え、最終的にその構造的完全性を低下させ、乾燥した、もろい髪をもたらします。
また、継続的な曝露の長期的な影響には、鼻、喉、目、呼吸器系への刺激が含まれます。
高濃度が高すぎると、アンモニアが皮膚を火傷します。
・Bleach:ブリーチ・ラウリル硫酸ナトリウム
ブリーチ、一般的に過硫酸ナトリウムは、キューティクルのウロコを弱め、髪の内核を露出させ、水分を失いやすくします。これにより、髪が乾燥し、薄く、もろくなり、弱っていきます。
・Gluten:グルテン
湿疹のある人が局所的にグルテンを避けると皮膚が改善することがあります。
アトピーの人がパンや小麦を避けたり、グルテンフリーの食事で改善する事があります。
・Parabens:パラベン
研究では、染毛剤だけでなく、多くの従来のパーソナルケア製品で使用されているパラベンが、体内の正常なホルモン機能を破壊する可能性がある事を証明しています。
特に、それらはエストロゲンを模倣し、実際に女性のこのホルモンの産生を抑制し、出産することに影響を与えることが示されています。
・Resorcinol:レゾルシノール
ヨーロッパでは正式に刺激物として分類されています。
日本やカナダを含むいくつかの国で化粧品から除去されているか、少なくとも大幅に制限されています。
レゾルシノールは、アレルギーを起こす可能性のある成分です。
・PPD:p-フェニレンジアミン (p-phenylenediamine)
PPDは一般的に染毛剤、特に濃い色合い(黒や濃い茶)で使用されます。スーパーに非常に安く売っている、家庭用染料キットで最も問題があると報告されています。
実際、自宅で髪を着色している人の7〜10%がPPDに反応します。不快な反応は通常、酸化プロセスが終了すると治まりますが、不運な少数の人にとっては、アレルギー反応は完全な免疫応答、またはおそらくアナフィラキシーを引き起こす可能性があります。
どんなものを選べばいいの?
No animal testing:動物実験は一切しない
パーソナルケア製品に使用される化学物質の安全性と有効性をテストするための実験で動物を使用することは、残酷であるだけでなく、しばしば効果がありません。
細胞培養技術など、倫理的で責任ある虐待のない選択肢があります。
Australian-owned:オーストラリア産であること
オーストラリア産である製品を購入すると、私たちの経済に投資する事になります。
つまり、家族やコミュニティにプラスの影響を与える地元の企業や産業を支援します。
もとより、オーストラリア産はラベルの表示義務がとても厳しいので、製品に何が入っているのかすべて把握する事ができます。
なのでオーストラリア産の製品は非常に安心です。
Certified organic ingredients:オーガニック認証されたものを
オーガニックとは、化学汚染のリスクなしに栽培および生産されている事。
オーガニック製品は100%オーガニックでなくても、『オーガニック』と表示する事ができます。
Vegan:ビーガン
製品とその成分が動物でテストされたことがなく、したがって100%虐待がないことを保証します。
アンモニアフリー・オーガニックヘアカラーのデメリット
これでナチュラルだから安心!と思うのはまだ早いです。
私が調べていたところ、
残念ながら、アンモニアを含まないヘアカラー製品は、見た目ほど無害ではない可能性があります。
という注意事項も目にしました。
アンモニアの代替品が入っているはずですから。
確かに『ナチュラルなヘアカラー』でこんなに染まるわけがありません。染めるための化学物質が入っており、それがどのような損傷を与えるのかはわかりません。
髪を全く傷めないヘアーカラーなどは存在せず、本当に痛まない自然素材はヘナしかありません。
けれど、自分の髪に、頭皮に何を使っているのか知る事は大切です。頻繁にヘアカラーをする人はなおさら。自分の身体と、環境によい商品を選ぶのは大切だと感じます。
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