このブログはオーペアやワーホリに特化しているブログではあるのですが、
アトピーについての記事のアクセスが結構上位なんです。
なので今回は
貨幣状湿疹と自家感作性皮膚炎
についてお話しします。
ちなみにこちらがアクセスの多い記事です。参考にして頂ければ幸いです。
コンテンツ
貨幣状湿疹って何?
貨幣状湿疹と言うのは
足や腕にもしくは体全体に大きな丸いコイン型の湿疹ができることです。
最初は虫刺されのようなものですが、特徴は非常に痒いということ。
その湿疹の周りにブツブツができて、だんだん痒くなり、かくとそこから広がっていきます。
要は掻きむしって傷つけてしまうと、さらに悪化する面倒臭いもの。
そして 黄色い液が出てきたりするので生活に支障が出てきます。
パンツにバリバリくっついたりするので、かなり鬱陶しいです。。また炎症が強いので、治ったあとはしばらく茶色くなります。
自家感作性皮膚炎がもれなくくっついてきます
自家感作性皮膚炎は、貨幣状湿疹になると飛び火のように身体のあちこちに虫刺されのようなものが出来てくるものです。
これがまた痒いので、夜などには掻きむしって翌朝には血が出てそこが大きくなっていったりします。
ひどくなるとそれらが円形にまた広がっていきます。そしてここからまた貨幣状湿疹へと悪のルーティーン。(泣)
ということで、こんな症状が出始めたら早めに治すのが吉。
こららが現れたらとりあえず保湿をしたりしてしのぎます。
本当に何もしないと悪化していくので、この辺りで『本気で治そう』という気持ちになるのが大切です。
海外で、謎な湿疹になったらそりゃ焦る
この貨幣状湿疹ですが、実はワーホリさんでもたまに聞くんです。なぜか丸い湿疹が広がっていって止まらないです(T . T) 何が原因でしょうか?
なので日本人には稀なものでもないのかもしれません。
とりあえず皮膚科でステロイドをもらったらイチコロで消えますが、
その後また違うところに広がっていって、結果ステロイドが手放せない負の連鎖となります。 (経験談)なので一番のオススメは皮膚科に頼らず、自力で早めに対処することです。
すでにステロイドで良くなったり、悪くなっている繰り返している方は急にステロイドをやめるとエライことになります。
お薬と上手に付き合いながら以下に説明する食事改善をチャレンジしてみてください。
貨幣状湿疹はなぜ出来るのか仕組みを理解する
なぜこんな湿疹が出来るのか?
なぜステロイドで症状を抑えても違う箇所に広がるのか?
というと
これが身体の免疫パワーが頑張ってしてくれている、排毒作用だからです。
ようするに、この現象は あなたの食生活が間違ってますよ、という身体からのメッセージです。
それが人によってはガンかもしれないし、糖尿病かもしれないし、虫歯かもしれない。でも今回は肌を通して学んでください、という事だと思います。
この事を理解するのが第一歩です。
貨幣状湿疹の治し方
私は大人アトピーを発症して完治させていたので、どうやって症状を改善するのかはわかっていました。何が一番大変っていうと
かなりストイックに気合いをいれないと治らない。
ということです。
治そう、と真剣になると頭の中でカチッと音がなります。
なぜなら悲しい現実ですが
これは結構手強い炎症で、ちょっとやそっとでは治らないからです。時間(1〜3ヶ月)もかかります。
でも自分のように悩んでいる方も多いようなので、経験談からそれをどうやって治すのかを紹介します。
少食にする=胃腸を休める
一番大切なのはズバリ
少食にする。
質のよい自然なものを食べる。
腸に休息時間を与えることです。
少食にする事によって、毒を出すという事になります。
たくさん食べれば食べるほど、内臓に負担となりイコール内臓が不調になり、肌から毒を出そうと湿疹が始まります。
腸をお休みさせる一番の手っ取り早い方法は朝食抜きです。
朝は排泄の時間です。意識して18時間は感覚を開けるようにします。
夜午後6時に食べ終わったら次に口にするのは翌日12時。
それでは具体的に、どうやってデトックスしていくのか、
何をどんな風に食べていけばいいのか説明します。
肌が荒れた時に摂取してはいけないもの
- 砂糖、甘いもの
クリスピークリームのドーナツ、アーモンドクロワッサンやフルシュガーのタピオカミルクティーとか、オーストラリアには美味しいものがたくさん。砂糖の塊は赤血球を崩壊させます。
- 炭水化物(糖質)
パン、米、ラーメン、パスタなどなど、
精製された白い糖分は腸が吸収しようと頑張りすぎるので
摂取を控えます。
- 食品添加物、農薬
身体に悪いのは当然ですね。
これらが蓄積されるとアトピーになりやすいです。
- 辛すぎるもの
刺激の強すぎる辛いものなどはカユミを誘発します。(経験済み)
- 冷たいもの
果物やアイスクリーム、冷たいジュースなどは身体をどんどん冷やしていき陰性過多に。結果肌から毒素を排出しようとします。
- 油もの、動物性食品
揚げ物、フィッシュアンドチップスやマックのポテトなど質の悪い油ものや肉は腸に負担がかかり、結果血液を汚す事となります。
- お酒
私はそれまで毎日冷蔵庫で冷やしたワイン、もしくはサイダーを飲んでいました。身体を思いっきり冷やし腸内環境を確実に悪化させます。
湿疹を改善する食べ物
飲み物は新鮮なお水。特に朝は白湯をゆっくり飲んで身体の浄化を助けてあげてください。
でも私の感覚では、黄色い液が出ている間は余分な水分が身体から出ているので冷たい水をガバガバ飲みすぎるのは良くないと感じます。
以下私がメインで食べたものです。人によって食べたいものは様々なので、参考までにしてください。
- 野菜のマクロビスープ
玉ねぎ・キャベツ・カボチャ・人参をコトコト30〜40分煮込み、スープだけを漉して飲みます。空腹の時に温めて飲むと効果抜群。
- しいたけスープ
干し椎茸を20〜30分水から煮て、醤油を入れて飲みます。しいたけは動物性食品や砂糖の害を中和してくれます。
- あずきの煮汁
あずきはデトックス効果があり陰性体質の人にはかなり美味しく感じられるはず。塩を一つまみ入れるだけで甘いです。
- 人参リンゴジュース
冷蔵庫に入っているのをそのまま飲むと冷えすぎるので、これを温めて飲んでいました。
- オートミール粥
オートミールに含まれているビタミンやミネラルは腫れと炎症を減らす効果があります。
- 玄米クリーム
玄米のエキスには炎症をしずめたり、血液の崩壊による痛みを緩和する力があるそう。玄米をいってから長時間煮込み、エキスを絞り出したものが本格的な玄米クリーム。
- 夜お豆腐ともやしのお味噌汁
やはり味噌汁はからだを温めて内臓の動きを強化し、血液をサラサラにします。造血スピートアップに味噌汁は欠かせません。
あとはストレスを回避し、必ず1日一回は運動すること。ウォーキングやヨガなどがおすすめ。
胃腸からの炎症という事はストレスも大きな原因になっています。
一旦悪化する事もあります。
デトックスを始めると、前よりも症状がひどくなる時があります。
これを好転反応と言いますが、経験より、私は症状が改善していく過程で確実にあると思います。
なぜなら排出機能が高まっているので、どんどんこの機に毒を排出しようと免疫機能は頑張ってくれているから。
他に頭痛がしたり、私は胃腸が痛くなったりしますので慣れていない方はユルく、出来る事からデトックスを始めるべきだと思います。
黄色い液や血っぽいものが出てくるので、私はよくコットン100%のサルエルパンツやガウチョパンツ、ゆるいズボンなどを履いていました。
いやですが、ポイントは
気にしない事。
服についたら洗ったらいいや。ズボン履いてるから誰もわからんわ。 とドンと構える事です。深く考えるとかなりストレスになってしまいますからね・・。
その他気をつけるべき事
食べ物の改善が基本ですが、ストレスを溜めないようにしたり、質のよい睡眠をとる事は大切です。
- 深呼吸
- 身体を冷やさない
- よく寝る
- 運動をする
- 外食しない
などなど。
今回は治し方を書いてきましたが、ようするに、甘いものばかり食べる、酒を飲みすぎる、外食を続ける・・
と暴飲暴食を繰り返すと、どこかで身体からメッセージが来ますよ、という事です。
特に海外に来るとストレス過多で食べ物に走る事がよくあります。
こんな食生活を続けていたら湿疹が出てエライ目に遭うよ、という事なので気をつけましょう。
最後に何度も言いますが貨幣状湿疹は治ります!痕は残りますがそれも徐々に薄くなります。
治癒のステップ
簡単に私の経験から時系列でお伝えすると
デトックス2、3日目
→少々悪化します。(好転反応、というかデトックスが促進されている)
1週間〜10日後
→黄色い汁がほぼ止まる
2週間後
→カサブタだらけになり、薄い膜が下から覗いてくる
3週間後
→赤みがだいぶ引いてきます。あとはカサブタを無理に取らずのんびり治癒するのを待つ
4週間後
→自家感作性皮膚炎が落ち着いてきます。
1ヶ月半後
→ほぼ気にならない程度になります。
という感じです。
ただ、最初の一ヶ月間は、頑張ってデトックスをしていても一進一退であると感じるでしょう。
実際私は一ヶ月後かなり酷くなりました。
だんだんと良くなるわけではなく、1ヶ月経過しても一番酷い箇所はまだたまに汁が出て来たり、悪化しているように感じるかもしれません。
これは治るのには長い時間がかかる、と開き直るしかないので、信じてのんびり治していきましょう。
1ヶ月半ほど経過すると、全く気にならないようになります。
痕はくっきり残り、新しい皮膚が再生されていく過程のように見えます。
まだ短パンを履く事はできませんが、2〜、3ヶ月もするとすっかり完治するでしょう
夜に掻きむしらないのもポイントなので、なるべく少食をこころがけて、先述した毒の溜まる食べ物はなるべく避けつつ、健康的に生活しましょう。
悩んでる方にちょっとでも参考になれば幸いです。
なるべく綺麗な食べ物を身体に入れるようにして、こんな湿疹が出ない生活を快適に過ごしたいですね!