ワーホリさんに朗報！＼(^o^)／
以前はファームでいちご狩りやピッキング、また肉のパック詰めなどをしないと取得できなかったセカンドビザやサードビザ。
それがホスピタリティ（シェフやバリスタ）、ツーリズムの観光ガイドなどでも取れるようになりました！
コンテンツ
セカンド・サードビザって何？
まず最初にワーキングホリデーのビザについて。
この通称ワーホリビザは、渡豪してから１年間オーストラリアにステイ可能ですが
さらに特典があり、
指定された地域で指定の職種に一定期間働く事でビザの延長が可能になります。
オーストラリアがとっても気に入って、もっと長く滞在したいって人にはいくらでも仕事が出来るので、すごくいいビザですよね！
現在（’22.8月）では最高３年までの滞在が可能です。
1. 果樹園での果物の収穫。
2. 農場で牛に餌をやり、放牧する。
3. 馬の繁殖と種馬飼育。
4. 保全および環境植林作業。
5. 植物または動物の栽培を伴う動物園の仕事。
6. バーテンダーとして働く
7. バリスタとして働く。
8. 料理人として働く。
9. カフェで働く。
そしてその他⬇
- 釣りと真珠採取
- 樹木栽培と伐採
- 鉱業
- 建設
- 2019年7月31日以降、山火事の復旧作業
- 2022年1月1日以降洪水回復作業 （2022年7月1日以降の申請）
- 2020年1月31日以降コロナに関するヘルスケアおよび医療セクター
こちらの記事では現在注目されている、『2021年6月22日以降、オーストラリア北部または遠隔地および非常に遠隔地（僻地）での観光業とホスピタリティ』について詳しく説明します！
2021年の6月から、レストランやカフェなどのお仕事でもビザの延長が可能になりました。
ファームジョブは環境が劣悪なところ・詐欺のような場所も少なくないと聞くし、とにかく体力仕事で汚れる！「ビザを延長したいけど、ファームジョブはキツそうだなあ」と思っていた方には何気に超ビッグニュースですよね。
⚠ビザ状況は毎年ころころと変わります！
これを読んでる時点で過去内容になってる場合も！必ず自分で確認くださいね。
ちなみにこれはコロナの恩恵と言ってもよいでしょう。
ワーホリ、バックパッカーが帰国し、どこもかしこも人不足である影響です。
それで、どこで何の仕事をすればいいの？
＞＞ワーホリビザについてのセカンド・サードビザ関連のページに詳しく載っています。
それを見ていくと、
✓指定された地域（僻地）で
In northern or remote and very remote Australia
✓指定の産業と分野で特定の作業を
Approved industries and areas for specified work
✓最低３ヶ月：８８日間（セカンドビザ）、
サードビザは最低６ヶ月：179日間
フルタイム分働いた証明をする事が条件です。
で、具体的にはどこで何を、何日（何時間）したらオッケーなの？
という事でお仕事の内容から説明していきましょう。
オーストラリア北部または遠隔地および非常に遠隔地での観光とホスピタリティ
超詳しくはこちらのリスト
＞＞Tourism and hospitality jobs for Australia’s Working Holiday Maker program
に載っているので確認頂きたいのですが、日本語で紹介します。
・観光ガイドとオペレーター
・アウトドアアドベンチャーやアクティビティのインストラクター
・観光輸送サービスギャラリーまたは
・美術館のマネージャー、キュレーター
・またはガイドホテルやその他の宿泊施設、レストラン、カフェ、バー、カジノなどのホスピタリティワーカー
・会議やイベントの主催者
なるほど、英語が得意でない日本人に一番現実的なのはホテルやレストラン、カフェなどのホスピタリティー系ですね！
具体的な例としてあげられているのが
✓レストランのシェフやバリスタ
✓ダイビングインストラクター
✓ツアーバスの運転手
シェフ、キッチンハンド、ウェイターなどなら出来そう！バリスタの勉強と経験も兼ねてセカンドビザが取れるなんて素敵ですね。
そしてダメな例が
✓レストランでのクリーナー
✓スクールバスの運転
✓土産物屋で営業アシスタントをしている
という事なので、
『その指定の労働に直接関わっている』
という事が重要なのかもしれません。
ですので、これらの会社で事務をしていた、といってもビザは取れません。
ツーリズム、ホスピタリティー系ならどこで仕事が出来る？
それで、どこの地域、場所で働けばよいですか？
“Approved Area”である地域の種類は３種類あるので覚えておいてくださいね！
・Northern Australia
＝ツーリズム・ホスピタリティー
・Remote and very remote Australia
＝ツーリズム・ホスピタリティー
・Regional Australia
＝ファームや漁業、樹木栽培、鉱業など
観光やレストランなどが可能なリモートエリアとは
「辺鄙な土地・僻地・遠隔地」と訳す事ができます。
オーストラリアでも有名なシドニー、メルボルン、ブリスベンなどの都市ではなく
そこから遠く離れた小さな町の事です。
以下は古い地図になりますが、場所でいうと青紫と青の部分が
リモート、ベリーリモートエリアとなります。
ホスピタリティーや観光業を希望する場合、
・Northern Australia
・Remote and very remote Australia
が指定されているのでこれらの土地を目指します。
Remote areaを探すには、ポストコード：郵便番号を調べる事です。
＞＞Remote and very remote Australia
働く先の住所のポストコード（郵便番号）がこのリストに載っていれば対象内となります。
ちなみに、パース周辺ではクオッカで有名なリゾート地、ロットネスト島も指定されていますよ！
そしてNorthern Australiaのリストをチェック。
Northern Territory（ノーザンテリトリー）は州全体が指定されています。
なので例えば、ノーザンテリトリーのダーウィン。
実はイメージよりも意外と大きな都市なのです。
ポストコードが0820などで、Remote and very remote Australiaの表に載っていなくても
ダーウィン自体がノーザンテリトリーと対象なので問題ありません。
クイーンズランド州と西オーストラリア州の北部についても
Northern Australiaのリストをチェックしてください。
有名どころでは、ケアンズもオッケーとなっています！
ケアンズは日本人観光客も多く、グレートバリアリーフなどの観光に楽しい場所も多いので何気にオススメ。
成田ケアンズ間のジェットスターも再開して、ホスピタリティー系のお仕事がとっても盛んだそう。
面白いので『私だったらこんなとこでホスピタリティーで働いてビザを取りたい！』という素敵なリゾート地を紹介してみました！
場所や地域はGoogle Mapで調べると便利！
ポストコードを見ても全くピンと来ません。一体何かどこだか。。(TдT)
地図などから調べる方法はありますか？
で、このずらーってポストコードが並んでる状態で
一体どれがどこだか意味不明！
と思った人も多いでしょう。
ポストコードから大体の場所を知りたい人。
そんな時にはいつもお世話になっているGoogle Map様。
そう、グーグルマップって本当に便利ですよ。
検索欄にポストコードを入力するとその場所、サバーブ名（地名）と
ボーダーラインがピンクの線でわかりやすく表示されます。
PCのブラウザではポストコードのみの入力、
スマホのアプリでは”WA 6355”など、州を先に入力してくださいね。
表の上からシティに近い場所となっていると思います。
先に気になる仕事を見つけたら、その仕事先のポストコードが指定地域になっているか、
また場所を調べるのに利用してみてくださいね。
ファームジョブについては？
ちなみにファームなどのお仕事については Regional Australiaで働く事が条件です。
以下の州はどこで働いてもregional Australiaと指定されているのでファームジョブも見つけやすいかもしれません。
Northern Territory
South Australia
Tasmania
そして、首都キャンベラのあるACTは除きます。
ちなみに、AgMoveの申請期間が2022年6月30日まで延長されていました。
＞＞ワーホリさんへ朗報！ファームジョブへの移動で最高$2000の補助金がもらえるよ
セカンドビザ取得にオススメの地域（ファーム編）
なぜか日本人には東海岸のピッキングやパッキング、チキンのファクトリーなどが人気ですが
他にも素敵な場所はたくさんあります！
ダーウィン
Humpty Dooといった町の９月〜１１月のマンゴーピッキングが有名！
ケアンズ
日本人にも有名すぎるケアンズ。
冬でもトロピカルなケアンズでは４月〜１１月の乾季がシーズン。
バナナが有名で、種まきなどは１年中。
ブルーム
西オーストラリアの北部、リゾート地ブルームは４月〜１０月の真珠ファーム。
Cygnet Bay Pearl Farmが有名どころです。
ボーウェン
クイーンズランド州のビーチタウン、ボーウェン。
５月〜１２月はフルーツピッキングが有名です。
トマト、メロン、マンゴーなど。フルーツの箱詰めなども出来ますよ。
バイロンベイ
素敵な町なのでここでファームジョブが出来たらラッキーですね。
牛のファームとマカデミアナッツ、またフルーツで有名です。
でもヨーロッパ人バックパッカーにもとても人気なので競争率は激しそうです。
お仕事はどうやって見つけたらいいの？
求人情報を見つけるには、他の一般のバイトを見つける方法と同じです。
インターネット、求人サービスプロバイダーなど。
オススメできるのは世界中からオーストラリアに来るワーホリ、バックパッカー向けのサイトがあります。
“2nd Year Visa Jobs”と入力すればたくさんのお仕事が検索できますよ。
ファームだけでなく牧場、建設現場、鉱山なども見つける事ができます。
✔フェイスブックページにセカンドビザ取得可能なお仕事のみを掲載しているグループがあります。
その名も2nd Year Visa Jobs。
仕事を探しています！と自分を売る事もできるので覗いてみてください。
✔そしてSEEK（シーク）などで見つける場合のコツは
Where（場所）にポストコードを入れると地名が出てきます。
上記で説明した、
Northern Australia とRemote and very remote Australia
ポストコードリストに載っているものを入力して検索してください。
Classification（職種）は “Hospitality & Tourism”を選択できます。
またはTourism and hospitality jobs for Australia’s Working Holiday Maker programのリストのOccupation title（職種）を入力してください。
ファームの場合はHarvest Trail（ハーベストトレイル）の情報が便利です。
※ハーベストトレイルでの仕事が全てワーホリ延長ビザの資格が取得出来るわけではないので注意！
2nd working holiday visa eligible.（セカンドビザがゲットできます）と書いていればかなり安心ですね。
気になる仕事を見つけて、レジュメを送ります。
ファームジョブを探す上での注意点
日本人が求人しているからといって安全とは限らないようです。経験者に紹介してもらうなどがベストですね。
ビザ取得のために働くべき期間はどれくらい？
セカンドビザのためには、少なくとも3か月の勤務が必須です。
「3か月」とは、その年の最も短い「カレンダー」の3か月に相当する期間、つまり、雇用期間中の週末または同等の休憩日を含む、88日間です。
- フルタイム、パートタイム、または出来高払いで複数の短期間の仕事。
- 週5日、連続3ヶ月勤務（出来高払い契約含む）
- 週5日未満の勤務で期間が３ヶ月以上
同じ雇用主で３ヶ月続けて働く必要はありません。違う場所を転々として、期間を稼げばオッケー。
時間数
1 日に必要な労働時間 : the same number of normal work days or shifts as a full-time employee in that role and industry would normally work
要約すると、
・雇用されている業界で（職種によって異なる）標準的なフルタイムの時間数が必要。通常、週35 ～ 40時間で1 日7 ～ 8時間。
・祝日や病欠は、フルタイム契約であるなら有給をとれば出勤日としてカウントできます。
・1 日に働いた時間数を、2 日以上としてカウントすることはできません。 例えば標準フルタイム時間数が1日5時間の場合、1日10時間労働しても2日としてカウントされません。
契約の種類
カジュアル、正社員フルタイムまたはパートタイムであるかどうかは関係ありません。
重要なことは、業界標準を下回る時間帯で働かないことです。
たとえば、鉱業、看護などの業種では2 週間休みで 2 週間働いた場合、4 週間 (28 日) を数えることができます。
業界、職種、会社によって標準フルタイム時間数が違うので会社の契約書が優先となります。
雇用例:
ファームで 3 か月間勤務。勤務時間：週5日で、業界標準：週5日
であればこの場合、日数は週末にカウントされるため、週 7 日カウント可能
ペイスリップが雇用主から毎週EメールでPDFファイルにて送付されるはずです。
※ペイスリップとは給与明細の事です。
理論的には業界標準フルタイムを満たした時間数で、３ヶ月間労働。ペイスリップを88日分＝13枚提出すればオッケーという事になりますね。
※88日分のペイスリップが必要なので「カジュアル」ベースで雇用されている場合は、実際に働いた日数のみをカウントすることをお勧めします。
仕事を探す上で必ず注意する事！
仕事を見つける上で気をつける事が数点！
✔仕事内容と働く地域がセカンドビザが取得出来る指定のカテゴリに入っていること（ポストコードで必ず確認！）
✔法定最低賃金が保証されて、ペイスリップをもらえる事
せっかく僻地で仕事を見つけたのに、現金払い＋ペイスリップなしだと全く意味がありません。
きちんとした会社であれば、タックスファイルナンバーを聞かれて、スーパーアニュエーションが支払われます。
雇用主について質問や疑問がある場合は
＞＞オーストラリア政府の フェアワークのウェブサイト
現在、ファームではミニマムペイ（最低賃金保証）を適用していて、雇用主にとっては厳しい状況です。
手が遅い人は解雇されたり、寒かったり雨量が多い年はシーズンが遅れたりも。
ファームは特に悪天候、病気、季節により十分な仕事が見つからないなど、期間内に終える確約ができないので、時間には十分余裕を持って始める事が大切です。
更新情報はAustralian Government Department of Home AffairsのWorking Holiday visaページを必ずチェックしてくださいね。