ビクトリア州(メルボルン)第二波止まらず
メルボルンは再ロックダウン開始から一週間以上が経過しましたが
日々感染者数は増え続ける一方です。
7月17日、ビクトリア州では1日の感染者が428件まで急上昇。過去最高の増加となります。
24時間で24,409件の検査をされたそうです。
グラフが大変なことになっていますね、、。
Victorian Premier Daniel Andrews has issued a stern warning against taking “day trips” across Melbourne for exercise as coronavirus cases skyrocket.
SBS NEWS
ビクトリア州Daniel Andrew首相は感染者数の上昇を”Skyrocket“と表現していますが、まさにその通り。
Skyrocketは名詞の”ロケット”と『急上昇』『うなぎ登りに上がる』という意味合いの動詞でも使われます。
現在は
122人が病院で治療を受けていて
31人が集中治療室
とのこと。
Hospitalised COVID-19 patients in Victoria
ビクトリア州は豪州第2の都市メルボルンが含まれ、現在ステージ3のロックダウンを行っています。
●7月9日(木)から,ビクトリア(VIC)州はmetropolitan Melbourne(別名Greater Melbourne)とMitchell Shireの地域で制限措置のステージ3 ”Stay Home”に戻すことを発表しました。
●少なくとも6週間,対象地域に居住する人は,4つの理由(食料品や物資の買い物,介護,運動,自宅でできない勉強や仕事)を除き外出が禁止されます。【本文】
在メルボルン日本国総領事館
7月7日(火),VIC州政府は感染者数の増加に伴い,7月9日から,VIC州はmetropolitan MelbourneとMitchell Shireの地域で制限措置のステージ3 ”Stay at Home”に戻すことを発表しました。
アンドリュース州首相は,ワクチンや治療薬が開発されるまで正常の生活に戻ることはなく,制限措置の遵守や手洗いなどの感染防止の重要性を強調し,皆さんの命は一人一人の行動にかかっていると呼びかけました。
今週に入りこのままではステージ4へのロックダウン引き上げの懸念があるということですが、
ステージ4とは完全外出禁止、経済や精神的な打撃も大きく賛否両論ということでまだ決断に至っていないようです。
オーストラリアもマスク着用が常識となるか
とうとうマスクの着用をオーストラリアも推奨するようになりました。
高齢者介護にあたる方は必ず、また18歳以上はフェイスマスクの着用を薦めています。
外出時、ソーシャルディスタンシングが難しい時など、
手作りのマスクやバンダナでも大丈夫とのことです。
何せオーストラリアはマスクをつけない文化ですから
重要性を認識していない方も多そうです。
メルボルンのドクターなどが必ず着用して、と呼びかけています。
”メルボルン市民はみんな仕事先でマスクを着用するように。言い訳無用。”
巷ではAFL(オーストラリアンフットボール)マスクも売られているようなので、これでマスクをしようと思う人も増えればいいですね。
メルボルンに滞在中のワーホリさんへ
今回のロックダウンを受けて日本への早期帰国を考えている方も増えていると思います。
ほとんどの州で州境も閉鎖されており、Victoria州からの移動も制限されているのが現状です。
警察や軍、看護師などは免除申請が出来るようですが、ワーホリや学生ビザ保持者は現時点では他州に移動することは出来ません。
今後仕事もまた失う可能性と、ロックダウンも延長されたり、ステージ4に以降するというような事も無いとは言い切れません。
収束がかなり厳しいという話なので、感染よりもメンタルヘルスが深刻になってきそうです。
予防をしっかりしてメルボルンに残って収束を待つか、もしくはビザが残り少なくなった方は早期帰国の検討をされてもよいかと思います。
現在日本への帰国方法はシドニーからの週3便の国際線に搭乗可能です。
ただしビクトリア州とNSW(ニューサースウェールズ)州の州境が閉鎖されているため、
NSW州へ入州するEntry Permit(許可証)取得のための事前申請が必要です。
1. VIC州における外出制限下の移動 現在、metropolitan Melbourne及びMitchel Shireでは不要不急の外出は制限されていますが、出国のための移動は例外事項として認められています。
2. NSW州への入州 7月10日、豪州外国貿易省NSW事務所から総領事館に対し、VIC州からNSW州経由で出国する場合の注意事項について通達がありました。概要は以下の通りです。
在メルボルン日本国総領事館
(1)許可証取得のための申請旅行者は必ずNSW州より許可証を取得する必要があります。申請終了後、許可証は直ちに電子メールで送付されます。
許可証申請サイト
>>www.service.nsw.gov.au
申請は住所•名前等を記入するだけなので、5〜10分もあれば終わるそうなので帰国を検討されている方は調べてみてください。
ちなみに、日本への帰国のため豪州国内でのトランジットのため,豪州国内の空港からシドニー空港に向けて出発し,14日間の自粛規制はなしで国際線に乗り継ぐことは可能です。
現在メルボルン在住の留学生、ワーホリは大変な時期だと思いますが
心身の状態に気をつけて、一日も早く収束するよう祈っております。