現在の生活はどうなっているのか質問があったのでお知らせします!
オーストラリアと一言でいえど、非常に広く州境が閉鎖されているので、「オーストラリアの状況」とは一言で伝え切れないところがあります。
州によって感染者数、規制が全く異なります。
とはいえ 5つの州では新規感染者はすでに0が続いている ので、冬という季節に関わらず全体的にはうまく抑え込んでいるようです。
オーストラリア全体の本日の新規感染者は109人でした。
西オーストラリアWA州・パースの現在の様子
まず私の住む西オーストラリア州のパース(Perth)も新規感染者が0の日が続き、 ほぼ元どおりの生活に戻っています。
規制も大幅に緩められ、レストランやカフェも賑わい、学校のイベント、スポーツの大会やコンサートなども以前のように行われています。
ただ消毒には心がけて、風邪気味の人はすぐに検査をして家にいるように、など徹底するように声かけをしています。
マスクをしている人もほぼ皆無で、ソーシャルディスタンシングも一応は定められていますが、前ほど気にする人はかなり少なくなりました。
現在は州境(ボーダー)がいつ開くのか議論されているところですが、州首相のMark McGowan(マクガワン)首相の方針は 今後もボーダーを固く閉じ、人命を大切にすることが優先 ということです。
そして膨大な資金を投入し、パースシティのみならず僻地の開発など西オーストラリアの活性化に努めています。
ロックダウン終了後、 ボーダーの閉鎖に力を入れた結果、西オーストラリア全体の経済が活発化しました。
“WA Recovery Plan”(西オーストラリア経済修復プラン)を打ち出し、多くの雇用を生み出したマクガワン州首相の支持率はハンパなく、もはや西オーストラリア州民のヒーローとなっています。
第二波の影響でロックダウンが続くメルボルンの経済悪化を見ても、正しい選択だと州民からは大絶賛されています。
Mark McGowan州首相のリーダーっぷりが評判となり、Twitterにトレンド入りしたり、ラブソングを作るコメディアンなども出てきました。
(これはちょっとキモいという声も。。w)
WA州民のFacebookページのプロフィール写真には“KEEP OUR BORDERS CLOSED”(州境を開くな)のフレームを使う方が増えました。
8割以上の西オーストラリア州民が州境を開かない意向に支持しているそうです。
現在は一部のアボリジニリモート地域を除いて、州内ならどこへでも旅行に行けます。
確かにパースに住んでいて安心感はやはり大きいです。
またパンデミック時には特に、本当に指導力のあるリーダーが必要だと実感しました。
メルボルン、VIC州ロックダウン解除が遅れる懸念
8月2日の夜から6週間の予定でロックダウンが始まったメルボルン。
厳しい規制の甲斐あって、2日の新規感染者は70人と随分と減ってきました。
9月6日に正式に制限緩和へのロードマップを発表するようですが、 メディアによると13日以降もあと2週間続けられる可能性がある そうです。
新規感染ケースが減ってきていると言えどもロックダウン解除/規制緩和が遅れる可能性があるのは感染経路不明ケースが15%にも上るからということだそう。。
ロックダウンは精神的にしんどいので、早く規制が緩和されることを祈っています!
対象を絞った渡航制限の緩和に動きがあるよう
入国の時期はいつになるか?というのが日本に住んでいる方にとっては一番気になる事ですよね。
17の職種のTemporary Visa Holderは早めにオーストラリアに入国ができるよう検討中。
特定職種を対象に入国制限を緩和するのはどうかという提案がありました。
看護婦、助産師さん等の医療系やソフトウェアエンジニア、プログラマーなど専門職のビジネスビザなどのテンポラリービザが対象です。
自費での2週間の自粛をする事にはなりそうです。
ただ、オーストラリア国内の失業率は年末には10%を超える見込みとなっている為、この規制緩和はいつになるか検討がつかない、という議論も出ています。
9月末は大学に通う留学生が試験的にサウスオーストラリア州(アデレード)に300人が入国出来るようになるというニュースがありました。
今日現在はまだサウスオーストラリア州は 連邦政府からの承認を待っているところ ということです。
オーストラリア連邦政府、モリソン首相の承認を得ない限り、詳細は発表できないということ。
留学生はオーストラリアの産業に非常に重要で、国際教育産業の年間400億ドル(約3兆円)もの収益となり、オーストラリア国内の25万人の仕事を支えています。
フルーツピッキングをする為バヌアツからノーザンテリトリーに160人が入国
このニュースはなかなか大きな前進なのではないでしょうか。
感染拡大を抑える対策は強化しながらも、こうして対象を絞った渡航制限の緩和に動き出してはいます。
コロナの影響でオーストラリア全土でワーホリなどの労働者が50,000人ほど足りなく、農産業は大ピンチです。
オレンジの収穫が出来ないところはオレンジジュースも製造できなくなりますよね。
10月には他にもたくさんの野菜や果物が収穫できる時期ですが、外国人労働者がいないと警告されています。
さいごに
入国について、様々な憶測や噂が流れていますが
本日厚生省から オーストラリアの海外渡航禁止を12月17日まで延長。
と発表がありました。
まだ先は長いようですが、今出来ることを精一杯やっていきましょう!
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